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進化するサイバー脅威に打ち勝つためにサイバーセキュリティの強化と発展へ - セキュアワークス 廣川社長

マイナビニュース / 2025年1月7日 11時45分

画像提供:マイナビニュース

2025年の年頭にあたり、セキュアワークス 代表取締役社長 廣川裕司氏は年頭所感として、以下を発表した。

進化するサイバー脅威に打ち勝つためにサイバーセキュリティの強化と発展へ

2025年の新春を迎え、謹んでご挨拶申し上げます。旧年中に皆様から賜りましたご支援、ご厚情に深く御礼申し上げます。

昨年は、新年早々の石川県能登半島の地震に続き、羽田空港での事故、夏の連日の猛暑など記憶に残る一年でした。被災されたすべての方々に、心よりお見舞い申し上げます。

2024年、セキュアワークス株式会社は、お客様・パートナー様に支えられ大きな事業成長を遂げることができました。国内経済はゆるやかに成長を継続し、デジタルトランスフォーメーション(DX)が促進されてAIやIoTなどの活用が著しく加速されました。また、国外では世界経済の安定した成長が続きましたが、地政学的緊張が高まりました。依然ウクライナ、イスラエルでの戦争が続き、パリオリンピック・パラリンピックの開催、日本、米国、ロシア、台湾などで重要な選挙が相次いで行われ、世界情勢の著しい変化をみました。このような動き・変化において、未曾有のサイバー攻撃も確認され、脅威攻撃者の巧妙化が進み、活動が活発になったことにより高度なセキュリティ強化の必要性がクローズアップされた一年でもありました。

2024年にセキュアワークスが過去1年に渡り世界中で対応した攻撃者の行動観察や現場でのインシデント対応をもとに纏めた「サイバー脅威の実態 2024」調査レポートによるとサイバー攻撃の総数は依然として増加し続けています。特に、ランサムウェアは、あらゆる業種の組織にとって依然として最大の脅威となっています。2024年5月には、暴露サイトに被害組織名を掲載する暴露型ランサムウェア攻撃の件数が過去最高を記録しました。そして侵入からランサムウェアの展開までの時間である滞留時間は、平均で24時間をきっており、脅威攻撃者の攻撃手法が多様化・高度化しているだけでなく、スピードの面でも大きく進化しています。また、サイバー脅威全体としては、標的攻撃型攻撃(APT)やサプライチェーンを狙った攻撃、情報漏洩、ビジネスメール詐欺も依然大きな脅威・リスクではありますがここ5年はランサムウェアによる脅威が最大脅威であり続けています。

セキュアワークスは米国政府などと協力し最大ランサムウェアであったLockbitのテイクダウンに成功しました。しかし多くのランサムウェアグループはテイクダウンされてもその構成メンバーが派生系をつくり更に進化した攻撃を仕掛けてきています。この課題に対応するには、高度な脅威インテリジェンスや進化する敵に迅速に対応する、包括的なセキュリティサービスアプローチである次世代のプラットフォームが必要です。

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