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パリッコのおつまみ革命 第60回 緑茶の裏技でスーパーのぶり刺しが“高級和食級の逸品”に変身! 「緑茶ぶりねぎしゃぶ」が別次元の美味しさだった

マイナビニュース / 2025年1月9日 11時0分

そうしたら鍋にお湯をわかし、あれば酒も適量加えてアルコールを飛ばし、市販の白だしで味をつけます。白だしはお好みのものでよく、パッケージの記載を目安に、うどんやそばのかけつゆくらいの濃度に調整してください。しゃぶしゃぶしたぶりはそのまま食べるので、気持ち濃いめくらいでもいいでしょう。

ここで登場するのが、緑茶!

これを、小鍋なら1、大鍋ならば2つほど、だしに直接入れてしまいます。そんなことしたらお茶味になっちゃわない? と思うかもしれませんが、やってみたところ、まったく気にならないし、むしろお茶自体にも旨味があり、その相乗効果で美味しくなります。考えてみれば、お茶漬けも茶そばも、大定番のメニューですもんね。

しばらく煮出したらティーバックは取り出してしまい、いよいよしゃぶしゃぶタイム。

鍋にねぎを投入してさっと火を通し、火加減を沸騰寸前くらいにまで弱めます。これまた、ぶりしゃぶのポイントのひとつ。

あとはこの鍋に1枚ずつぶりをくぐらせ、ねぎとともに味わうのみ。基本的に生で食べられる食材なので、表面が白くなったくらいでさっと取り出して食べましょう。時間をかけすぎると、どんどん煮魚になってしまうので。

そしたらま〜、これが! ねぎとだしで食べるというスタイル、お茶を加えるという裏技のおかげで、以前に自己流で作ったのとは別次元の美味しさなんです! 本当に、いくらでも食べられる。スーパーで数百円で買えるぶりとねぎだけで、こんな贅沢感が味わえるとは。

さらに、名残惜しくもぶりを食べきってしまっても、まだまだお楽しみは続きます。

ぶりは脂の多い魚。しゃぶしゃぶが終わっただしには、その脂と旨味がたっぷり。お好みでおじやにしたり、魚介だしラーメン風に味わうのも間違いなく美味しいと思いますが、今回はお取り寄せセットのスタイルにならって、平打ちのうどんでシメ。

○【材料】

・ぶり(刺身用):好きなだけ
・長ねぎ:好きなだけ
・酒:好きなだけ
・ティーバック:鍋の大きさに応じ1〜2
・白だし:かけつゆの濃度になる量
※すべての分量は目安です。お好みで調整してください。
○【作りかた】

1.鍋に水と酒適量を注ぎ、火にかける。
2.緑茶のティーバックを加え、しばらく煮立たせる。
3.刻んだねぎを加え、火加減を沸騰寸前くらいまで弱める。
4.ぶりを1枚ずつだしにくぐらせ、表面が白くなったくらいで取り出し、だし、ねぎとともに食べる
5.シメはお好みで

パリッコ ぱりっこ 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。 この著者の記事一覧はこちら
(パリッコ)



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