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ispace月着陸船「RESILIENCE」1月15日打ち上げへ、カウントダウン・クロック披露も

マイナビニュース / 2025年1月9日 9時38分

画像提供:マイナビニュース

ispaceは、月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション2で使用する「RESILIENCE」ランダーの打ち上げ日を1月15日に決定。都内で開催された記者会見で、シチズン時計による打ち上げに向けたカウントダウン・クロックを披露した。順調に進めば、同日午後3時11分ごろ(日本時間)の打ち上げとなり、5月から6月ごろにかけて月着陸をめざす。

同社がMission 2 ”SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”(ミッション2)で打上げる予定のRESILIENCEランダー(月着陸船)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで各種地上試験をクリアした後、打ち上げ場のある米フロリダ州へ輸送して打ち上げに向けた最終準備を実施中。ランダーには「TENACIOUS」(テネシアス)と名付けられた月面探査車をはじめ、商業ペイロードも搭載している。打ち上げ予定時期については「最速2025年1月」としていたが、今回正式にスケジュールが決まった。

ispaceの機体はミッションコストの低減を目的として、ロケットへのライドシェア(相乗り)ができるよう設計しており、今回は米FireFlyの「Blue Ghost」ランダーとともにSpaceX Falcon 9で打ち上げられる。第2段からはまずBlue Ghostが切り離され、短い再噴射の後にRESILIENCEを切り離して軌道投入するという順番。結果としてふたつの月着陸船が、期せずして同じロケットに相乗りすることになったかたちだ。

月への到達と月面着陸にあたっては、10のマイルストーンを設定。同社の開発担当者は、フライバイ時に限らず、機会があれば宇宙からの撮影も行いたいという意向を示している。

なお同社は1月8日、欧州法人であるispace-EUROPEが、2017年に施行されたルクセンブルク宇宙資源法に基づく月面探査ミッション認可を、ルクセンブルク宇宙機関(LSA)より取得。今回のミッション2におけるTENACIOUSローバーの運用が承認されたことを、あわせて発表している。TENACIOUSローバーの運用承認は、宇宙資源の商業利用を可能とする欧州初の事例であり、「ispaceにとっても歴史的なマイルストーン達成」とのこと。
(庄司亮一)

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