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【受験シーズン】学生4割が「お腹の不調」を経験 - 原因と対策を大正製薬が解説

マイナビニュース / 2025年1月13日 12時56分

腸内フローラは食事やストレスなどの影響で変化するが、ビフィズス菌などの善玉菌が優勢な状態が理想的と言われている。腸内フローラが乱れると、下痢や便秘などのお腹の不調が現れることがある。そのため、善玉菌のエサとなる食物繊維を摂取したり、ビフィズス菌や乳酸菌が配合された整腸薬などのプロバイオティクスを取り入れたりすることで、腸内フローラを整えることができる。
○脳腸相関と腸内フローラ

近年では、脳と腸が神経系や内分泌系を介して互いに影響を及ぼし合う、脳腸相関に腸内フローラが関与することが分かってきている。通常のマウスに比べて、腸内フローラを持たない無菌マウスは、ストレスに対して過敏に反応してしまうことや、通常の腸内フローラを移植すると不安行動などが改善されることなどが報告されている。

このように、腸内フローラの乱れはストレスなどによる下痢や便秘などの症状を悪化させる可能性があるため、しっかりと対処することが重要となる。また、腸内フローラを整えることは、脳腸相関を介して中枢に作用し、ストレス過敏性などの改善につながる可能性も考えられる。
○ビフィズス菌G9-1の効果

脳腸相関が関係する疾患として、過敏性腸症候群(IBS)が知られている。IBSは腸に異常がないにも関わらず、腹痛を伴う下痢または便秘などの便通異常を繰り返す疾患だという。IBSにおいては、ストレスによって腸管運動が過剰になることに加え、腸管バリア機能の低下などが中枢神経系に影響を及ぼすと考えられている。近年、ビフィズス菌の摂取が、IBS患者の腹部症状や抑うつ症状などを改善することが報告されている。今回は、ストレスによるIBS様症状に対するビフィズス菌G9-1の作用に関する論文について、内容を一部抜粋して紹介する。
○腸内フローラ及び腸管粘膜透過性に対する作用

腸内フローラをその類似度からプロットしたところ、長期的な精神的ストレスを受けたIBSモデル動物(ストレス群、赤色)は、正常動物(青色)からプロットが離れており、腸内フローラが乱れていた。一方で、ビフィズス菌G9-1を摂取していると、正常動物にプロットが近づき、腸内フローラが改善した。また、腸内フローラの異常によって増加する腸管粘膜透過性が改善(=腸管バリア機能が改善)した。

○ストレス過敏性に対する作用

IBSモデル動物では、長期的な精神的ストレスを受けた数週間後においても、一時的なストレスによりストレスホルモンであるコルチコステロンの過剰産生と排便頻度の増加(便通異常)が見られた。一方で、ビフィズス菌G9-1を摂取していたIBSモデル動物では、それらが改善した。このことから、ビフィズス菌G9-1の摂取により腸内フローラを整えることが、脳腸相関を介してストレス過敏性を改善する可能性がある。
(Yumi's life)



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