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LGエレクトロニクス、CESでのテーマは「生成AIがもたらす家電の近未来」

マイナビニュース / 2025年1月9日 21時30分

Bluetoothスピーカーのラインナップは、大型スピーカーの「Stage」、肩掛けストラップを搭載する「Bounce」、ポータブルサイズの「Grab」とマイクロサイズの「Rock」。LE Audioのブロードキャスト機能である「Auracast」に対応していることから、1台のスマホで再生中の音楽を複数のXBOOMで同期しながら一斉に鳴らすパーティーリスニングが簡単に楽しめます。このほか、日本では展開していないワイヤレスイヤホン「XBOOM Buds」も発表されています。

家電の生成AI対応にも積極姿勢

LGは、スマートホーム家電の「生成AI対応」も着実に進めています。2024年9月に、筆者はベルリンで開催されたエレクトロニクスショー「IFA」に出展したLGのブースを詳しく取材しています。当時発表されたLG独自の大規模言語モデル(LLM)による新しいAIエージェント「FURON」(フューロン)を、LGはいま積極的に同社のスマート家電に組み込もうとしています。

CES 2025のブースでは、韓国で先行販売しているFURONを載せたAIスマートホームハブ「ThinQ ON」を展示していました。本機があれば、LGのThinQ、またはLGが2024年に買収したオランダAthomのHomey、そしてMatterの規格に対応するスマート家電やIoTデバイスがThinQ ONから一括してコントロールできるようになります。その数は、2025年1月時点で200ブランド/5万製品を超えるそうです。

今後は、マイクロソフトと協業しながら、AIに自然な言葉で話しかけて家電を操作するユーザーインターフェースを作り込んでいくことも、LGのプレスカンファレンスで発表されました。

LGのスマートテレビに将来はFURONを組み込んで、番組のレコメンデーションや動画配信サイトを含むさまざまな映像コンテンツからの検索に生成AIエージェントを活用する未来のコンセプトも、今年のCESで紹介しています。これらLGによる先進的な取り組みの一端が、日本にも上陸しているスマートテレビなどで楽しめる日が来ることを期待しましょう。

著者 : 山本敦 やまもとあつし ジャーナリスト兼ライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。独ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」を毎年取材してきたことから、特に欧州のスマート家電やIoT関連の最新事情に精通。オーディオ・ビジュアル分野にも造詣が深く、ハイレゾから音楽配信、4KやVODまで幅広くカバー。堪能な英語と仏語を生かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。 この著者の記事一覧はこちら
(山本敦)



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