Omoinotake、パプリカ、B’z…『紅白歌合戦』世代別画面注視データを分析

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テレビ画面を注視していたかどうかが分かる視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、12月31日に放送されたNHKの音楽特番『第75回NHK紅白歌合戦』について、どのシーンが注目されていたのかを世代別に分析した。

○若年層の支持が高いアーティストの出演が続く時間帯

今回は、Z世代(1997～09年生まれ)、Y世代(1981～96年生まれ)、X世代(1965～80年生まれ)の3世代に分類。世代ごとに視聴者をくぎづけにしたシーンは全く異なり、各世代の視聴傾向がはっきりとわかる結果になった。

Z世代の視聴者を最もくぎづけにしたのは、初出場を果たしたOmoinotakeのパフォーマンスシーン(19:37)で、注目度84.0％だった。

2024年、二階堂ふみ主演のTBS系ドラマ『Eye Love You』の主題歌に採用されたOmoinotakeの「幾億光年」は、ドラマと共に大ヒット。同バンドの代表曲となり、10代・20代の視聴者を中心に注目を集めた。

また、Omoinotake登場前後は、こっちのけんとさんやDa-iCE、ILLIT、緑黄色社会など若年層からの支持が高いアーティストの出演が続く時間帯だったことも、注目度の上昇に繋がった一因とみられる。

○『おかあさんといっしょ』からも共演

Y世代の1位は、紅白出演者有志による「パプリカ」のパフォーマンスシーン(19:55)で、注目度76.0％だった。

25年3月に迎える“放送100年”に先駆けた特別企画「歌って踊ろう! KIDS SHOW」の中で披露された同曲。Mrs. GREEN APPLE、Number_i、BE:FIRSTなどの人気アーティストに加え、『おかあさんといっしょ』の出演者やキャラクターたちも共演したことで、子育て世帯も多く含まれるY世代の注目度が上昇したと考えられる。昨年パパになった有吉弘行ら司会陣のダンスにもくぎづけになったようだ。
○あらゆる世代が注目したサプライズ歌唱

X世代の視聴者を最もくぎづけにしたのは、デビューから36年で紅白歌合戦初出場を果たしたB'zのパフォーマンスシーン(21:58)で、注目度73.4％。

プログラムにない楽曲をサプライズ感たっぷりに披露したステージにあらゆる世代が注目し、個人全体注目度ランキングでも1位を獲得していたが、その中でも特に注目していたのはX世代だったようだ。デビュー当初からリアルタイムでB'zの音楽に親しんできた世代が、2人の熱いパフォーマンスにくぎづけになったのも納得の結果だ。
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