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上川隆也、『問題物件』でも見せる事件解決への独自の着眼点 予測不能な行動に目が離せない

マイナビニュース / 2025年1月15日 6時0分

今作は、不動産の調査員・犬頭が「問題物件」の事件解決に挑む。不動産調査士というと、一般的には隣接地や道路などのインフラといった物件に関する調査をするらしいが、犬頭は心霊現象や呪いなども一切信じず、「この世に科学で解明できないことなど存在しない」をモットーに、見た目や測量では分からない、内面に潜む謎を解明していく。

●犬頭の独特のキャラクターで魅了
上川のミステリードラマと言えば、何と言っても10年もの長きにわたって放送された『遺留捜査』(テレビ朝日)だろう。鋭い鑑識眼と偏執的なこだわりを持つ捜査員を演じ、人気を博した。

今回演じる犬頭は、ささいなことも見逃さない鋭さは変わらず、独自の着眼点で事件を解決。しかし、その鋭い目線とは逆に、「犬」への過剰な反応と固執、リアクションを見せ、そのギャップにクスッとさせられる。

また、先日上川自身が制作会見でも話していた「手作りジャーキー」の登場もアクセントになっている。その多種多様でつかみどころのないキャラクターと神出鬼没で予測不能な行動から、目が離せない。

さらに、要所で出てくる犬頭や恵美子の“一言”がいいスパイスとなっていて、物語の後半で効いてくることになる。

○個性豊かなメンバーたちにも注目

一方、犬頭とバディを組むことになる恵美子は、天真らんまんで「物件」に夢と憧れを抱くピュアな不動産販売員。間取りを見るのが趣味で、常にキラキラしたキャッチコピーを考えている。犬頭のマイペースな行動に振り回される恵美子だが、この2人の「物件」に対する価値観や考え方の違いと、そこから生じる掛け合いも見どころだ。

ほかにも、普段は笑顔もなく無表情だが、心霊好きで事故物件には異常に反応する室長・雅弘、室長代理の片山、元刑事の探偵・有村と、個性あふれる面々が登場。すべてを分かっているかのように、常にじっと彼らを見つめている犬太を含め、彼らが今後どのように奇々怪々な「問題物件」を解決していくのか。

さらに、雅弘の叔父で大島不動産販売の社長を演じるミステリーの帝王・船越英一郎が、彼らとどのように絡んでいくのか、楽しみだ。
(佐々木順子)



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