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NTTグループが大阪・関西万博100日前企画イベント! 小中学生が次世代通信「IOWN」を体験

マイナビニュース / 2025年1月14日 15時26分

従来の通信を使った映像ではタイムラグがあるため、映像を見ながら離れた会場の車を素直に操作すると壁に衝突してしまう。一方、「IOWN」による映像を見ながらだと、遠くの会場から操作する車も感覚的な操作で、ピタリと壁のギリギリで止めやすいようだ。

○プログラミングロボット「embot」とは?

参加者たちは、こうしたチキンレースのように「IOWN」を使うからこそ、離れた場所の人とも一緒に遊べるゲームのアイデアを考案。「embot」を使ってそれぞれが考えたゲームを制作した。

「embot」はダンボールと電子工作パーツを用いて、ロボットなどを組み立てることで、電子工作やものづくりの基礎を学べるプログラミング教育サービス。タブレット等にインストールした専用アプリを用いて、子どもでも簡単にプログラムを作り、組み立てたロボットなどを動かせる。

専用アプリによるプログラムはブロック式とフローチャート式の2種類のインターフェースを備え、フローチャート形式ではif文やfor文など、より高度なプログラミング要素も直感的に身に付けられることが特徴だ。

NTTドコモの新規事業創出プログラムの取り組みによって生まれたサービスで、同グループの社内ベンチャー制度を利用し、2021年に設立されたe-Craft社では「embot」を用いたワークショップの企画・運営なども受託。プログラミング教育の界隈などでは、たいへんな人気を誇っているという。

本ワークショップでは小学校4年生〜中学3年生を対象に、各会場で20名の参加者を先着順で募集。今回のワークショップイベントのリリースが発表されると、続々と申し込みがあり、あっという間に定員に達したそうだ。

「IOWN」をテーマとする今回のワークショップでは、タイミングを合わせる要素があるゲームを考えるコツとのこと。会場には工作グッズや文房具も豊富に用意され、子どもたちは自由な発想で工作やプログラミングを楽しんでいた。

1時間弱の作業後には発表会も行われた。大阪会場の発表者が紹介したのは、「IOWN」と「embot」を使った野球盤のゲーム。東京会場のプレイヤー(講師)はカメラ映像を見ながら、ボールが転がってきたタイミングに合わせてバットを振っていた。

イベントの最後には大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が大阪と東京の会場に登場。2会場の参加者たちと一緒に記念撮影が行われ、ワークショップで用いられた「embot」は参加者にプレゼントされた。

万博のNTTパビリオンでは、"PARALLEL TRAVEL(パラレルトラベル)"が体験テーマとなっている。「IOWN」などの最新技術を使い、離れた場所と空間そのものをつなぐ、"空間伝送技術"という「新しいコミュニケーション」のかたちについての展示を実施するという。

伊藤綾 いとうりょう 1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催 @tsuitachiii この著者の記事一覧はこちら
(伊藤綾)



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