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家電レンタル最大手の社長が教える、成長志向の思考法 第2回 自ら考え、取捨選択すること

マイナビニュース / 2025年1月17日 10時0分

1つ目、例えば尊敬する先輩が言っていることであればきっと正しい気がしますよね?
身内の人でも良いです。

私はいろいろな人からの意見をもらうのが好きなので、積極的に社外取締役の方からの意見や、自分の会社に出資してくれている投資家の意見を聞きに行きます。

当然、厳しい意見を言われることもあるのですが、彼らもステークホルダー(レンティオの利害関係者)であるので正しいと思う意見を言いますし、私が自ら出資してほしい、社外取締役になってほしいと思った方たちなので能力は十分にある人です。彼らの意見は正しいことが多いだろうと思って聞きます。

ただ、鵜呑みにするのではなく真逆の意見も参考にします。例えば、レンティオがある会社の事業を買収しようとしていたとします。それに対して私は迷っていて社外取締役の方たちに意見を求めたところ、全員が賛成していたとします。

そうなった場合、そのまま意見を聞いていれば楽ですが、私は絶対に「反対する側の意見」も情報として取り入れます。なぜ反対したのか? または同じようなことをして失敗した人の意見を聞きに行きます。

そうすることによって「肯定する意見」と「反対する意見」両方を情報として取り入れ、
それをもって自分で判断することができるからです。どうしても片方の意見だけを聞いた方が楽なので、そうなってしまいがちですが、その情報が正しいかを判断するためには反対側の意見も取り入れるべきだと思っています。

成長するうえで、「考える」と「情報を集める」を両方行うことが重要だと2回に渡り偉そうに書いてしまいましたが、これは私の言葉でもなくて、孔子の論語の中の言葉です。
「學びて思はざれば則ち罔(くら)し。思ひて學ばざれば則ち殆(あやう)し」

要するに勉強して(情報集めて)考えなかったらダメだし、考えてばかりで勉強しなかったらダメだぞ、と。

2500年前の偉い人も同じこと言っているので正しそうですね。笑

孔子のこの言葉にも少し含まれているのかもしれませんが、私はここに「行動すること」というのも付け加えたいです。「考える」「情報を集める」はとにかく重要です。ただ、それだけだと何も生み出しません。下手したら、批評家になるだけです。「行動してみるためにすべきこと」というのは、また次回書かせていただきます。

それではまた次回!

三輪 謙二朗 レンティオ株式会社 代表取締役社長。2008年 楽天株式会社へ入社し、モバイル推進グループにてモバイル版楽天市場の拡大に貢献。ECコンサルタントとしてキッチン日用品雑貨グループに配属。退職後、Eコマース企業を経て2015年4月、株式会社カンパニー(現 レンティオ株式会社)を創業。月間14万人以上が利用するサブスク・レンタルサービスへと成長させる。レンティオ:https://www.rentio.jp/ この著者の記事一覧はこちら
(三輪 謙二朗)



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