不便なくiOSをアップデートするには? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

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ときどきiPhoneに届く「ソフトウェアアップデート」のお知らせ。設定アプリに赤いバッジが表示される形で知るパターンが多いのではないでしょうか? 慌てる必要はありませんが、セキュリティ上重要な更新を含むことも多いため、早めの実行をお勧めします。

ところで、iPhoneのソフトウェアアップデートは「(アップデータの)ダウンロード」と「インストール」という2つの要素に分解できます。不便を感じることなくアップデートを完了させるには、この2つの要素を分けて実行することがポイントです。

まず、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「自動アップデート」の順に画面を開き、画面の一番下にある「iOSアップデート」スイッチをオンにしましょう。これで、ソフトウェアアップデートの入手が可能になり次第、アップデータ(アップデート処理に必要な書類一式)が自動ダウンロードされるようになります。

このとき、自動インストールに関する上部の2つのスイッチはオフにしておきましょう。アップデータのダウンロードが完了し、Wi-Fiと充電器に接続している状態が確認されると、自動的に更新処理(インストール)が開始されてしまいます。いちどインストールが始まると取り消しできず、忙しいときにしばらくiPhoneを利用できない状態となりかねないため、お勧めできません。

しかし、インストールは手動で実行するようにしておけば、問題は起こりません。アップデータのダウンロードが完了していればインストールの開始は自分の裁量次第、すぐにインストールすることも夜間にインストールするよう設定することも可能です。アップデータのダウンロードは自動でインストールは手動、これでノートラブでソフトウェアアップデートできるはずですよ。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
（海上忍）