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失敗しない"英語の参考書・問題集選び"のコツ3選

マイナビニュース / 2025年1月18日 10時30分

特に、思うように英語力が上がらないときに、自分が今使っている学習書から他の学習書に乗りかえてしまいがちですが、自分の選んだ一冊を信じて、その一冊を使いこなすべきです。

「同じ一冊を完璧にする」というのは、「10割」「100%」のことです。8割や9割の理解度ではなく10割、つまり"完璧に理解する"のがコツです。8割程度の理解で満足して、この学習書は理解できたと勘違いして、新しい一冊に手を出してしまう人を見かけます。

これでは、残りの2割が理解されないままの状態です。問題なのは、この2割に重要なポイントが含まれている場合が多く、入試や資格試験などであれば、合否を分けるポイントになっていることがよくあります。

また、8割の理解で次の新しい一冊に進んでしまった人の場合、その新しい一冊でも8割の理解で、次の一冊に進んでしまう傾向にあります。その2冊の理解されていない2割の部分は、同一内容であることが多いため、まずは一冊を完璧にすることを心がけましょう。
■3. 口コミは過信しない

英語学習書への感想(口コミ)は、その人の英語力によって大きく異なります。例えば、一つの文法事項の説明に対して、英語力が高く、その文法事項を熟知している人にとっては、「説明が長い」になってしまいます。一方、英語学習を始めたばかりで、解説されている文法の知識が乏しい方には「説明がわからない(短い)」となってしまいます。

私も数冊の英語学習書を執筆し、それらのAmazonなどのオンライレビュー(口コミ)を読むことがありますが、その書籍の想定ではない読者層からの口コミは低くなる傾向があります。

そのほか、書籍の帯に書かれている「〇〇氏推薦」などの言葉についても、きちんと吟味し、そのまま鵜呑(うの)みにするのはやめましょう。口コミや他者の評価だけを頼りにするのではなく、自分の目で内容を確かめてから購入するのをおすすめします。
■さいごに…

ここまで、英語学習書選びのコツを3点お話ししましたが、どうしても決められないという方もいるでしょう。そのような場合の私のおすすめは「ベストセラー」を選んでみることです。

TOEIC対策なら『出る単特急 金のフレーズ』(朝日新聞出版刊)、大学入試シリーズなら『やっておきたい英語長文』(河合出版)、英文法書なら『一億人の英文法』(東進ブックス)などです。

ベストセラーになるには、それなりの理由があります。迷った場合は、これらのベストセラー書を実際に書店でチェックしてみるのもありでしょう。

西田 大 にしだ まさる 1973年生まれ、関西大学文学部英文学科卒業。現在は、静岡英語教室「英語屋」の代表を務める。TOEIC990点(満点)、英検一級、通訳案内士国家資格など。「2016年G7伊勢志摩サミット」など通訳としての実績多数。大学入試問題からTOEIC・英検等の検定試験まで、幅広い分野の英語学習に精通し、その学習法・対策法は注目を集めている。著書に『英語力はメンタルで決まる』(アルク)、『TOEICテストに必要な文法・単語・熟語が同時に身につく本』『「音読」で攻略TOEIC L&Rテスト』(かんき出版)などがある。『X』(https://twitter.com/masaru_nishida_)にて英語学習に関する情報を配信中。 この著者の記事一覧はこちら
(西田 大)



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