東京都上位5区の中古マンション価格ランキング、「港区」が首位独占! 推定価格が最も高い町名は?

画像提供：マイナビニュース

ワンノブアカインドは1月15日、同社が運営する「マンションレビュー」の保有データを元に、2024年の東京都上位5区・町名別の中古マンション価格推移・騰落率を発表した。
○2024年価格ランキング 上位5区動向

同社が毎月発表している全国の中古マンション価格のランキング・相場推移について、2024年の発表内容を振りかえり、注目トピックを調査。その第1弾として、2024年中古マンション価格ランキングにおいて、年間を通じて上位5位であった東京都港区・千代田区・中央区・目黒区・渋谷区の5区について深掘りし、10・5・3・1年前からの推移と町名単位での中古マンション価格推移を発表した。

中古マンション価格ランキングでは、「港区」が年間通じて1位を独占。2位と3位は「千代田区」と「中央区」が競る展開であった。「渋谷区」は4位を11回獲得、「目黒区」は5位を10回獲得している。「港区」と「千代田区」は年間を通じて常に1億円を上回る結果となった。「中央区」は1月以外、「渋谷区」は4月以降、1億円を上回る結果となった。
○上位5区の10年前からの価格推移

2023年時点のおおまかな価格群としては、「港区・千代田区」グループ、「渋谷区・中央区」グループ、そして「目黒区」であった。

2024年12月時点では、「港区」が「千代田区」を大きく引き離し、他区を圧倒する結果となり、また「中央区」は毎月価格上昇が続き、「千代田区」と比肩する存在となった。「渋谷区」も2024年6月/9月など「千代田区」に肉薄する月もあり、存在感を発揮していた。

騰落率については「中央区」がすべての比較単位で1位となった。増加額については10年前/5年前/3年前では「港区」が1位であったが、1年前比較では「中央区」が+3,045万円で、港区の+3,016万円を上回り1位となった。

「千代田区」は10年前/5年前の騰落率は3位であったが、3年前/1年前の騰落率3位は「渋谷区」が獲得し、「渋谷区」の価格上昇からも目を離せない状況に。
○2024年 上位5区町名別価格ランキング

当該5区で、2024年の70m2推定価格がもっとも高かったのは「港区東新橋」の2億3,372万円だった。

昨年の同推定価格は1億6,167万円で、昨年対比で+7,205万円(+44.6%)上昇している。ランキング69位までが1億円を突破。昨年は47町名であり、昨年対比+22町名が1億円を突破した。

町名上位100位の区別実績は「港区:29」「千代田区:24」「渋谷区:22」「中央区:19」「目黒区:6」となっている。

各区における2024年70m2推定価格トップは、「港区東新橋(1位)」2億3,372万円、「千代田区四番町(2位)」2億2,756万円、「渋谷区代官山町(8位)」1億7,756万円、「中央区勝どき(15位)」1億4,775万円、「目黒区三田(80位)」9,447万円。

1年前(vs2023年)比較での上昇率トップは、「港区東新橋」+44.6%(+7,206万円)、「千代田区二番町」+24.1%(+2,060万円)、「渋谷区大山町」+34.2%(+3,877万円)、「中央区勝どき」+51.7%(+5,038万円)、「目黒区鷹番」+29.9%(+1,889万円)となった。
（Yumi's life）