バスルームから睡眠課題にコミット、パナソニックの「おやすみBEVAS」は何がすごいのか

また、浴槽は首の根元までお湯に浸かる「完全浴」ができる「リクライン浴槽」を採用。首との隙間を作らず、頭から肩甲骨まで預けられる角度に設定した。加えて酸素の泡を含んだ「酸素美泡湯」も噴出できる。「酸素美泡湯」に浸かることで湯冷めしにくく、入浴後しっかり放熱して深い眠りが期待できる、と小林氏はいう。

オプションとして、天井に設置するシーリングバスオーディオを用意。スマートフォンとBluetoothで接続して、音楽を再生できる。聴覚にも刺激を与えてやすらぎの空間を演出する。
それぞれの睡眠不足にマッチしたプランも用意

今回発表されたおやすみBEVASは、1616サイズで172万5,000円。2月3日から販売する。このほかにも、睡眠時の課題を大きく3つのタイプに分け、その課題に沿って価格を抑えた入浴タイプ別セレクト仕様のプランも用意した。

「ほっこりセレクト」(150万1,000円)は手足の冷たさなど身体に影響が出ている人向け、「のんびりセレクト」(152万5,000円)は、つい色々なことを考えてしまいがちな人向けに。「ゆったりセレクト」(129万4,000円)は、バタバタと忙しくて気持ちよく眠りに入れない人向けに展開している。

小林氏によると、忙しいときでも寝る直前に少しでもお湯に浸かることで良質な睡眠を得られるとのこと。「毎日バスタブに浸かることは難しい!」という人は多いかもしれないが、よりよい睡眠のためにも浴室の環境に注目してほしい。
（岩木華子）