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Instagramが動画編集アプリ「Edits」投入、TikTok定番編集アプリ「CapCut」に対抗

マイナビニュース / 2025年1月22日 9時29分

画像提供:マイナビニュース

Instagramは1月19日、スマートフォン用の動画編集アプリ「Edits」(iOS、Android)を発表した。米国でTikTokが規制法の影響を受ける中、InstagramはTikTokからの移行を検討するユーザーの受け皿となるさまざまな施策を講じており、EditsはByteDance(TikTokの親会社)が開発・提供する動画編集アプリ「CapCut」に対抗する形で投入されたと見られている。

CapCutは、動画編集の初心者でも直感的に操作できる、シンプルなインターフェイスを特徴とする。動画のカットやトリミング、音楽やエフェクトの追加、テキスト挿入、フィルター、トランジション、クロマキー合成、手ぶれ補正、スローモーション、自動字幕生成など、基本的な編集機能から高度な機能まで幅広く備えている。開発元のByteDanceは、有料アプリと比べて遜色ない機能を持つCapCutを無料で提供している。これはTikTokへの動画投稿をスムーズに行えるアプリを通じて、プラットフォーム全体の活性化を図る狙いがあると考えられている。実際、CapCutの存在はTikTokへの投稿増加に大きく貢献している。

Instagramの責任者アダム・モッセーリ氏によれば、Editsは単なる動画編集アプリではなく、クリエイティブな作業に必要なツールがすべてまとめられたフルスイート・アプリとして設計されている。パワフルで豊富な動画編集機能、さまざまなフォント、サウンド、ボイスエフェクト、ビデオフィルター、ステッカーを備え、作成した動画をウォーターマークなしでエクスポートし、あらゆるプラットフォームで共有可能である。また、インスピレーションのための専用タブや、友人や他のクリエイターとドラフトを共有する機能なども提供する予定である。Editsは1月20日にAppleのApp Storeで予約受付が開始され、3月13日リリース予定となっている。

Instagramは他にも、Reelsの最大録画時間を従来の90秒から3分に延長することや、プロフィールページの写真や動画の表示形式を従来の正方形から縦長の長方形に変更するなど、さまざまな変更を進めている。1月20日にThe Informationが配信した「Instagram Courts TikTok Creators With Big Cash Bonuses」によると、TikTokのフォロワーが多いクリエイターに対し、Reelsへの投稿に月額1万ドルから5万ドルの賞与を提案しているという。

一方、1月19日に米国で中国資本下でのサービス提供を違法とする新法、いわゆるTikTok規制法が発効し、TikTokアプリとともにCapCutアプリもAppleのApp StoreやGoogle Playから削除された。20日に就任したトランプ大統領が新法に関連する措置について75日間の猶予を与える大統領令に署名し、TikTokや関連サービスは利用可能となったが、21日時点で両アプリは依然としてストアから削除されたままである。
(Yoichi Yamashita)

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