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50歳以上が抱える"老後不安"TOP3、「生活資金」「健康」あと1つは?

マイナビニュース / 2025年1月23日 9時30分

画像提供:マイナビニュース

And Doホールディングスは、老後の不安や住居、老後資金対策などの「第3回老後の住まいとお金に関する調査」結果を1月21日に発表した。同調査は2024年9月3日~18日の期間、50歳以上の持ち家居住者787人、賃貸居住者169人を対象にインターネットを用いて行われた。

あなたの老後について、不安に感じる(感じた)ことはあるか聞いたところ、持ち家層で「不安を感じる」「少し不安を感じる」との回答の合計は79.2%、一方賃貸層の回答では合計85.8%だった。

持ち家層も賃貸層も老後への不安を感じている人が多い傾向だが、賃貸層の55.0%が「不安を感じる」と回答していることもあり、賃貸層の方が老後不安を感じている割合が多かった。

老後について「不安を感じる」「少し不安を感じる」と回答した人に、どのようなことに不安を感じるか尋ねたところ、「自身の健康面」、「老後の生活資金」、「介護の心配」が上位を占めた。

持ち家層では「自身の健康面」の不安が1位で77.2%、2位に「老後の生活資金」の不安で71.4%の人が回答している。賃貸層では「老後の生活資金」の不安が1位で84.8%、また44.1%の人が「老後に生活する場所・地域」と回答しており、賃貸層ならではの不安も浮き彫りになっている。

実際のところ、老後資金についてどのように思っているのかを持ち家層と賃貸層にそれぞれ聞いたところ、「必要な一人あたりの老後資金」について、持ち家層は2,000万円台が23.8%で最多、賃貸層は1,000万円台が18.9%で最多(「分からない」を除く)となった。一方で「分からない」と回答した人が、持ち家層で16.6%、賃貸層で26.0%と一定数存在していることがわかった。

しかし、「現在、準備できている一人あたりの老後資金」を尋ねたところ、持ち家層では、1,000万円未満が28.3%、賃貸層では1,000万円未満が33.1%と最多で、想定している老後資金の準備が現実問題として、進んでいないということがわかった。

また、老後、どこに住もう(生活しよう)と考えているか聞いたところ、持ち家層の72.7%が自宅(現在の住まい)と回答。多くの人が、老後の住まいに関しては現在の自宅を望んでいた。

次に、老後資金の対策(老後資金づくり)として、知っているものは何か尋ねたところ、持ち家層の「老後資金対策(老後資金づくり)」としての全国平均の認知度は、「貯蓄」(75.8%)、「投資・資産運用」(53.3%)、「退職金」(50.1%)が大きな割合を占めている。
(蒲生杏奈)

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