一平(香取慎吾)は本当に“最低”なのか?…『日本一の最低男』めいっ子と“無責任”に関わっていく第3話
マイナビニュース / 2025年1月23日 6時0分
香取慎吾主演のドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~ ※FODで見逃し配信)の第3話が、きょう23日に放送される。
今作は、ある不祥事で退社に追い込まれてしまった元報道番組のプロデューサー・一平(香取)が、再起を図るため政治家を目指し、その戦略として亡くなった妹の夫と子どもたちと同居し、ニセモノの家族=“ホームドラマ”を演じることを決意する…という物語。
すでにおいっ子との距離は縮まっており計画通り“ホームドラマ”は順調に進んでいるのだが、今回は主人公の裏の顔を見抜いている(?)めいっ子の複雑な思いを解いていくことになる――。
○“最低”を“無責任”に変換すると…
まずタイトルへの“疑義”について考えてみたい。今作が語られる上で最も代表的なものと言えば、主人公・一平(香取慎吾)が「実はいい人なのでは?」という“最低男”に対する疑問だろう。
確かにこれまでを振り返ってみても、一平は政治家を目指すための戦略があるとはいえ、初回ではおいっ子の朝陽(千葉惣二朗)のために奔走し、前回も同性カップルと向き合って2人の結婚式を成功させるなど、どれも結果的にはハッピーエンドで、タイトルの“最低男”とは真逆の結果をもたらしている。
それらのハッピーエンドの過程においても、政治家になるための思惑ばかりが見え隠れする作為的な姿であればタイトル通りの“最低男”と言ってもいいだろう。しかし一平は、不純な動機で関わりを持ちながらも、その瞬間から自らの“本気”が気付かぬうちに作動し、失敗や傷つけてしまうことがあっても、その“本気”は紛れもなく“真摯(しんし)な姿”であり、それがまた“最低男”ではないという証明にもなってしまっている。
しかしだ。初回では大団円を迎えたラストだったはずなのに「ホームドラマを演じて見せる」と根っこの部分では何も心変わりしていない様を見せ、前回はあれだけ真剣に向き合ったはずの同性カップルを獲得できる“票”としては少ないとあっさり切り捨ててみせた。それはつまり、市井の“人”としては最低ではないのかもしれないが、こと“政治家(志望)”として見た場合、入り口が不純であったり、その結果がどうであれ私的に吟味してしまう姿は、“最低”というレッテルを貼られてもおかしくないということだろう。“最低”と謳いながらもそうではない?…けれど実は“最低”という、そんな複雑な深読みが、このタイトルだけでもできてしまうのだ。
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