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Adobe Premiere ProにAI搭載メディア分析と新検索パネル、素材探しが劇的に楽になる

マイナビニュース / 2025年1月23日 8時19分

画像提供:マイナビニュース

米Adobeは1月22日(現地時間)、「Premiere Pro (beta)」、「After Effects (beta)」、「Frame.io」 の新機能を発表した。AIを活用した新しいメディア分析機能や多言語字幕生成機能など、映像制作者の作業効率を大幅に向上させる機能が追加された。

最も注目される新機能は、Premiere Pro(Beta)に搭載されたAIによるメディアインテリジェンス(media intelligence)機能と新しい検索パネルである。

メディアインテリジェンスにより、ユーザーは映像の内容を記述するだけで、膨大なライブラリから目的のクリップを迅速に検索できるようになった。従来、特定のシーンを探し出すには手作業で時間をかけて確認する必要があったが、メディアインテリジェンスは映像内のオブジェクト、ロケーション、カメラアングルなどを自動で認識する。このメディア分析はデバイス内で高速かつ安全に行われ、利用にインターネット接続は不要である。

そして、検索パネルで、たとえば「日没時に走る人物のクローズアップ」「レンズフレアでスケートする人物」といった説明を入力すると、該当するシーンが即座に見つけ出され、スクラブ操作やソースモニターでの確認が可能になる。また、「カリフォルニア」と検索した場合、該当するビジュアル、トランスクリプト、撮影場所のメタデータを一括で探せる。柔軟かつ効率的な検索が実現されている。

さらに、17言語に対応した字幕翻訳機能も追加された。これにより、複数の字幕トラックを同時に編集することが可能となり、グローバルな視聴者向けコンテンツの制作が容易になる。

After Effects (beta)には、新しいキャッシングシステムが導入され、大規模なプロジェクトのファイルをよりスムーズに扱える。これにより、モーションデザインをよりインタラクティブに、よりレスポンスよく行える。また、HDRモニタリング機能を追加され、HDRをサポートするビデオスコープを使って、HDRコンポジションを正確に表示できるようになった。

Frame.ioのCamera to Cloud (C2C) 機能が拡張され、Canonの「EOS C80」と「EOS C400」との連携が新たに追加された。C2Cにより、撮影データがリアルタイムにクラウドのFrame.ioプロジェクトにアップロードされ、制作チームが即座に映像にアクセスできるようになる。
(Yoichi Yamashita)

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