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「計算メモ」で作成したグラフをワープロ文書で使うときの注意点は? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2025年1月26日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

iPhoneの定番アプリのひとつ「メモ」は、iOS 18で大きく進化しました。メモ上の手書きの数式を計算してくれる「計算メモ」が追加され、従来は難しかった分数も一瞬で計算してくれます。答えも手書き風に描いてくれるという凝りようです。

グラフ描画機能も用意されています。「y=」から始まる数式を書いて「=」をタップすると、数式部分が認識され、グリッド上にグラフとして描画してくれるのです。表計算アプリで関数グラフを作成するのはひと苦労ですが、計算メモでは数式を手書きするだけ。理系科目のレポートに添えるなど、いろいろ活用できそうですよね。

しかし、そのままでは物足りなく感じるかもしれません。グラフとしての精度は問題ないとしても、文書に挿入する画像としてのクオリティに少々難があるからです。

計算メモで作成したグラフは、小さな点の集合体であるラスター画像(ビットマップ画像)です。作成時点より拡大すると、粗いような滲んだような印象の画像となってしまいます。画像の縦横比が固定されているため、一方向に拡大するとグラフとしての精度を保つことができません。

それでもワープロ文書で使いたいという場合は、計算メモ上のグラフをできるだけ拡大しましょう。ラスター画像は拡大すると粗が目立ちますが、縮小するぶんには気になりません。そのようにして作成した大きなグラフをワープロ文書に貼り付けるときには、縦横比をオリジナルの状態に保つことも忘れずに。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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