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みなとみらいを走るあの乗り物は…? 2日限りの「グリスロで巡る横浜3Dサウンドジャーニー」を体験

マイナビニュース / 2025年1月26日 8時0分

みなとみらいの風景を眺めていると、日常生活では聴きなれない馬車の音が聞こえてきました。

音と言ってもグリスロを通り過ぎていく立体感があり、映画館にいる気分。音は馬車から路面電車に変わったり、実際の海の方から船の汽笛の音が聞こえたり、なんだかテーマパークでアトラクションに乗っているかのようです。

そのほかにも横浜らしいジャズも流れ、モビリティのヤマハ発動機と音楽のヤマハ、そして横浜を掛け合わせた昔と、グリスロの外から聞こえる今を感じられる、まさに“横浜3Dサウンドジャーニー”を堪能できました。
担当者に話を聞いてみた

ヤマハ発動機が横浜シンフォステージWESTに共創スペース「リジェラボ」を2024年10月にオープンしたことを機に、ヤマハとの2社での出展が決まったという「YOXO FESTIVAL」。そのプロジェクトリーダーに選ばれた、ヤマハ発動機 技術・研究部 共創・新ビジネス開発部 共創推進グループ 主任 和田朋智毅氏と、ヤマハ 研究開発統括部 先進技術開発部 新価値グループ 主任 密岡稜大氏に「グリスロで巡る横浜3Dサウンドジャーニー」の経緯やこだわり、苦労話を聞いてみました。

今回の共同出展にグリスロを選定した理由ついてヤマハ発動機の和田氏は、「自然を再生するミッションを掲げているので、まずは電動や新しい製品から考えた。その中でもグリスロは、高齢者やラストワンマイルの移動手段や観光地など地方で利用されることが多く、都会でも使えるのではないかと提案した」と理由を述べました。

その提案を受けて、ヤマハが掛け合わせたのは立体音響の技術。「通常はコンサートホールなど、管理され、閉じられた広い空間で使用しますが、開空間でさらに移動するグリスロで使ったらどうなるのかという実証実験も兼ねて、立体音響をテーマにした」と密岡氏は話します。また、「自動車の走行音など今の横浜の音が聞こえる一方で、馬車や路面電車の過去の横浜の音も聞こえるという“音の拡張現実”のような体験にもつながる」と考えたのだそう。

とはいえ、短期間での準備や初めての試みに苦労もあったはず。「立体音響のコンテンツを作る研究室とグリスロの研究室が異なり、環境も違うことからチューニングに悩まされた。そこにプラスして音の動かし方を考えるのも大変だった」と密岡氏は当時を振り返ります。一方和田氏は、「ドアがない環境や速度から、乗客が穏やかに体験できるようなルート取りに苦労した」と述べました。

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