『べらぼう』鉄拳、横浜流星との共演語る 『光る君へ』出演の矢部太郎からアドバイスも

●矢部太郎の話を聞いて「絶対に失敗しちゃいけないなと」
大河ドラマではお笑い芸人も多く活躍しており、昨年放送された『光る君へ』では、主人公・まひろ(吉高由里子)の従者・乙丸役で矢部太郎が出演。鉄拳は矢部と親交があるそうで、食事をした際にアドバイスを求めたという。

「『もしNGを出したらどうすればいいですか?』って矢部くんに聞いたら、『NGは出しちゃダメなんです。みんなちゃんと練習してくるので、本番ではNGはないんです』って。それを聞いて逆にプレッシャーになって、絶対に失敗しちゃいけないなと思って挑みました」

実際、NGは出さなかったという鉄拳だが、思ったようにうまく絵が描けなくて、「もう1回お願いします」と、2、3回描かせてもらったと明かした。

約1カ月、毎日4時間程度練習して浮世絵の技術を磨いた鉄拳。劇中に登場する完成した作品は浮世絵師が手掛けたものだが、描いているシーンは、手元の寄りも含めてすべて鉄拳が演じている。「僕の使命は浮世絵を描くこと」との思いで本気で挑んだ鉄拳の浮世絵、そして横浜らとの掛け合いにも注目して第4回を楽しみたい。

■鉄拳
1972年5月12日生まれ、長野県出身。2012年、イギリスのバンドMUSEの楽曲を使用した「振り子」が公式PVに採用され、世界各地で配信。2013年、第42回日本漫画家協会賞特別賞を受賞。また、2015年に「振り子」が実写映画化。2018年には「家族のはなし」が実写映画化、その後、舞台化もされた。多数アーティストのMVや、企業・自治体の動画など、現在まで数多くの作品を手がけている。YouTube「鉄拳パラパラ漫画チャンネル」で作品を公開中。
（酒井青子）