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東京都目黒区と日産、EV活用の脱炭素化促進と強靭化に向け連携を開始

マイナビニュース / 2025年1月28日 7時50分

画像提供:マイナビニュース

東京都目黒区と日産自動車および日産東京販売の3者は1月23日、電気自動車(EV)の活用を通じて脱炭素化促進と区の強靭化を図ることを目的とした連携協定を締結した。目黒区は2050年のゼロカーボンシティの実現を目指して、ロードマップとなる目黒区環境基本計画を2023年3月に改定した。

○協定締結の背景

計画では温室効果ガス削減の実効性を高めるためにZEV(Zero Emission Vehicle)の導入やZEVに蓄えた電力を家庭用電源として利用するV2H(Vehicle to Home)の普及啓発を掲げている。

実現に向けた取り組みとして、庁用車の台数最適化とZEVの率先導入を促進するとともにEVを区民に開放するカーシェアリング事業を日産「リーフ」で実施しており、今後は脱炭素化に向けた地域への啓発活動を日産「クリッパーEV」で行っていく。

また、地震災害などによる大規模停電が発生した際に、区が指定する避難所などにおいて日産東京販売より貸与されるEVを電源として活用することで、地域の強靭化を図っていく。

日産自動車はこれまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークをいかし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現により社会変革を促す日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を国内の販売会社と共に推進している。

EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するため全国の自治体・企業と連携している。

日産東京販売は地域社会への貢献を長期視点で取り組むべき課題と捉え、災害連携による安心・安全なまちづくりや暮らしやすい地域社会への貢献を目指した活動を幅広く行っている。

「ブルー・スイッチ」を推進する日産自動車と環境、防災対策に積極的に取り組んでいる目黒区および地域社会の安心・安全を目指す日産東京販売がともに連携することに賛同したことから、このほど同協定の締結を行う運びとなった。

○連携項目と取り組み内容

(1)EVの普及促進、エネルギーマネジメント等の普及啓発

EVの普及促進を図るため、区が主催するイベント等にてEVの展示やEVの活用を通じたエネルギーマネジメントの紹介を通じて区民の環境・防災意識向上を目指す。

(2)災害におけるEVの活用に関すること

目黒区内で災害を起因とする停電が発生した際、EVを電力源として活用するため、区が指定する避難所等、日産東京販売が保有しているEVの貸与と充電スタンドの使用を無償で行う。

今回の協定締結を受け3者は、「目黒区、日産自動車、日産東京販売の3者はEVの積極的な活用により目黒区が目指す脱炭素社会の推進と強靭化を図り、持続可能なまちづくりに向け共創してまいります」とコメントした。
(エボル)

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