花粉症が通年化!? 春以外にも症状を感じている人の割合は
マイナビニュース / 2025年1月29日 9時50分
今やシーズン限定の対策だけでは不十分となり、1年を通した総合的なケアが求められる時代に突入している。
花粉症に悩む人に対策開始時期を尋ねたところ、通年で対策を行っている人は全体の約10%程度ということが分かった。一方で、「症状が出てから対策を始める」と回答した人が約半数(49.8%)を占めている。症状が長期化しているにもかかわらず、対策の現状は、予防よりも目先の症状への対処に偏っていることが明らかに。さらに、軽症や中等症の人では、飛散前からの対策割合が低く、症状が比較的軽い人ほど計画的な対策を後回しにしている傾向が見受けられた。
加えて、重症者は「飛散の1~2週間ほど前から」「飛散の1か月ほど前から」と回答する割合が他の層よりも高く、早めの準備を心がけている様子が伺える。しかし、「1年中対策を行っている」という割合は全症状層で低い結果となった。
また、具体的な対策方法について尋ねたところ、半数以上を超える回答は「マスクや花粉用メガネをする」(58.0%)、「目薬や点鼻薬をする」(54.0%)、「医師からの処方薬もしくは市販薬を服用する」(50.8%)の3つという結果に。他の回答を見ても、外的対策が中心で、身体の内側を改善する対策は後回しにされがちであることが伺える。
花粉症対策は外的なものが主である一方で、「花粉症症状は食習慣で改善すると思うか」という設問では、50代を筆頭に半数以上の花粉症持ちが食習慣による症状改善を前向きに捉えていることがわかった。ただし、60代は他年代に比べると比較的意向が落ち着いており、加齢に伴って免疫症状が軽くなるケースもあることが影響しているかもしれない。
石井氏によると、花粉症の症状が長期化し、通年化が進む現在、大切なのは(1)花粉を体に入れない外的対策と、(2)普段の食事で免疫バランスを整える内的対策を組み合わせることだという。症状が軽い人でも、日常的な内的ケアを継続することで、花粉症シーズン前から体を整えることができる。たとえば、免疫機能を安定させるには、日々の食生活で多様な菌を摂ることが重要となる。これは重症化の予防にも役立つため、軽症の方ほど早期から取り組むことが望ましいという。花粉症の予防・改善には"日々の積み重ね"がカギ。1年を通して内的ケアを意識し、体質改善に取り組むことが推奨される。
(Yumi's life)
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