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帝人ファーマ、睡眠時無呼吸症候群の啓発イベントを開催 - 「いびき大きい」の指摘に北斗晶の反応は?

マイナビニュース / 2025年1月28日 17時25分

SASにより質の良い睡眠がとれなくなると、日中には過度な眠気が襲い、仕事の能率が上がらなくなり、記憶力も判断力も鈍る。また性格も抑うつ的な状態になりがちになる。ここで内村氏は、2010年代に国内で起きたバス・トラックによる4つの重大事故を紹介。いずれのケースでも、ドライバーにSASの症状が確認されたことを明かした。

SASは簡易検査で調べることができる。手と顔にセンサーをつけ、眠っている間の呼吸と血液中の酸素(濃度)の状態を測ることで評価できるという。内田氏は「もしSASを疑ったら、まずは医療機関を受診して医師とご相談ください。適切な治療を行うことで、心身の健康を保てますし、日常生活のQOLが改善します」と呼びかける。

SASは、患者自身が罹患に気づきにくいのが特徴。では家族は、どうやって本人に受診を促したら良いのだろう? イベントには大阪大学の准教授で公認心理師の平井啓氏が登壇し、患者の心理に配慮した効果的なコミュニケーション方法を紹介した。そのポイントとなるのは「本人目線に立ち、治療を行えばどんなメリットがあるのかを伝える」「いま受診しないことによる将来の損失をイメージさせる」「手続きの一部を家族が代行するなどして本人の行動を促進する」など。怒ったような口調で説得すると逆効果になることも指摘した。

○■息子に指摘されたのは……?

トークセッションには、佐々木健介さんと北斗晶さん夫妻が参加した。北斗さんは、家族旅行のときに息子から「2人ともいびきがすごかったよ」と言われたことを覚えており「まさか自分までいびきをかいているとは思いませんでした。ショックだった」と苦笑いする。健介さんも「よく家族から指摘されるので自覚しています。ただ自分では気づけないものですよね」とコメント。

ここで内田氏が、あらためてSASについて説明した。前述の「日中に過度な眠気が襲う」などのほか、夜間頻尿になる、朝起きたときに身体の疲労感が抜けていない、口の中が乾いている、といった症状も起こるという。これを聞いた健介さんは「いま先生に言われたこと、すべて当てはまっているんですけど」と困り顔。スマートフォンからセルフチェックできることを教わると、2人で一緒に受診した。気になる、その結果は……?

診断の結果、2人はそろって「SASの兆候があります。医療機関の受診をお薦めします」と出た。健介さんは「SASを治療しなくちゃ、と思いました。きちんと治療して、パフォーマンスの上がった自分を見てみたい」と話す。また北斗さんは「夫婦はもちろん、自分の両親のSASも心配しなくちゃ、と思い始めています。大切な人に受診を薦める方法も学んだので、穏やかに伝え合うことをしていきたいと思いました」とまとめた。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
(近藤謙太郎)



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