インフルエンザや新型コロナ、マイコプラズマ肺炎……内科医に聞いた「感染症予防が見落とされがちな人体の場所」1位は?【1000人調査】
マイナビニュース / 2025年1月30日 14時41分
ニールメッドは1月29日、「感染症予防」に関する調査の結果を発表した。調査は2025年1月20日~1月21日、内科医1,004人を対象にインターネットで行われた。
○冬の来院理由第1位は?
「今冬の来院された患者に最も多いものを3つまで選択してください」と質問したところ、「インフルエンザ(70.6%)」が最も多く、「新型コロナウイルス感染症(47.7%)」「マイコプラズマ肺炎(33.0%)」と続いた。この結果から、インフルエンザが依然として主要な冬の感染症であることが分かるが、新型コロナウイルス、マイコプラズマ肺炎も多く報告されており、複数の感染症が同時に流行している様子がうかがえる。
「感染の経路として多いものを上位3つまで選択してください」と質問したところ、「飛沫感染(52.1%)」が最も多く、「免疫力低下による感染(47.3%)」「接触感染(39.6%)」が続いた。飛沫感染が最も多い感染経路として挙げられていることから、マスク着用や適切な換気など、飛沫感染を防ぐための対策が特に重要であることが示唆された。また、免疫力の維持や接触感染の予防も重要な対策として認識されていることもうかがえる。
○菌が付着しやすい場所は?
「人体で冬に流行る感染症などによる菌が付着しやすいのはどこですか?(複数回答可)」と質問したところ、「鼻腔内(鼻の中)(64.5%)」が最も多く、「口腔内(口の中)(48.6%)」「上咽頭(44.7%)」が続いた。「鼻腔内」、「口腔内」「上咽頭」が菌が付着しやすいところだと判明した。
さらに「冬に流行る感染症などによる菌が付着しやすい場所の中で、感染予防が見落とされがちな場所はどこですか?(複数回答可)」と質問したところ、「鼻腔内(鼻の中)(58.8%)」が最も多く、「口腔内(口の中)(39.1%)」「上咽頭(39.0%)」が続いた。多くの人が「鼻腔内(鼻の中)」「口腔内(口の中)」「上咽頭」を冬季の感染症の主要な侵入経路として認識されているものの、これらの部位の感染予防対策が十分に行われていない可能性が示唆された。
○鼻腔内や上咽頭からの感染を防ぐには
前問で「鼻腔内(鼻の中)」「上咽頭」と回答した人に「鼻腔内(鼻の中)や上咽頭からの感染を防ぐにはどのような対策ができますか?(複数回答可)」と質問したところ、「マスクの着用(63.8%)」が最も多く、「鼻うがい(47.9%)」「鼻腔内の保湿(45.3%)」と続いた。マスクの着用による飛沫感染の防止に加えて、感染を防ぐ対策として鼻うがいや鼻腔内の保湿も注目されている。
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