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日本人「英語がビジネスレベル以上」だと平均年収はいくら上がる? - 特に50代で大きな影響

マイナビニュース / 2025年2月4日 10時1分

画像提供:マイナビニュース

ヒューマングローバルタレントは1月29日、英語力が年収・キャリアに与える影響についての調査結果を発表した。調査は2023年10月~2024年9月、同社が展開する転職・求人情報サイト「Daijob.com」に掲載している企業からスカウトを受けた日本国籍で20代~50代の登録者19,291人のデータから抽出した。
○企業からスカウトを受けた人材の英語レベル

Daijob.com登録者で企業からスカウトを受けた人材(日本国籍)は、75%以上が「英語レベルビジネス会話以上」で、男女別にみると女性の割合が58%と多く、年代別では30代の割合が41%と最も多い結果になった。2024年度の調査対象者は2023年度と比べて、全体で3,322人増加し、企業におけるグローバル人材のニーズは高まっている傾向にある。男女別の内訳は、男性が1,402人増加したのに対して、女性は1,920人増加し、女性が大幅に増加する結果になった。

○英語力の違いによる年収差

企業からスカウトを受けた人材の平均年収を比較すると、「英語レベルがビジネス以上」の人材は、国税庁が公表した平均年収と比較して、大幅に高い年収になっていることが明らかになった。特に、50代の男女において、英語力が年収に大きな影響を与えていることが特徴的だった。

男性50代では、「英語レベルがビジネス以上」の平均年収が、国税庁の調査結果と比較して、1.4倍(261万円差)高い水準にある。一方、女性50代においては、同条件で1.9倍(301万円差)と、さらに顕著な年収差が見られた。この傾向は、これまでの調査結果とも一致しており、女性における英語力の影響が特に顕著であることを示している。

また、「英語レベルビジネス以上」の人材全体が、「日常会話以下」の人材よりも高い年収を得ているという傾向も確認された。ただし、30代男性では例外的に、「日常会話以下」の人材の方が平均年収が高い結果となった。この年代は一般的に幹部候補やチームリーダーとして活躍している即戦力人材が多く、言語力を問わず人材市場のニーズが高いためと推測できる。

さらに、昨年度の同調査と比較すると、男女ともに英語力による年収格差がやや縮小傾向にあることがわかった。たとえば、男性50代の年収差は昨年度1.5倍から今年度は1.4倍に、女性50代は2.2倍から1.9倍に減少している。この結果は、英語力が依然としてキャリア形成において重要な要素でありながら、その影響が安定してきている可能性を示している。
○最終経験職種別の平均年収を英語力別で比較

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