スマホ通信速度の満足度はソフトバンクが1位、安定性の1位は？- MMD研究所調査

画像提供：マイナビニュース

MMD研究所は1月30日、2024年12月20日～12月23日の期間に実施した「2025年スマートフォンの通信の繋がりに関する調査」の結果を公表した。通信速度の満足度はソフトバンク、NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルの順に高く、通信の安定性についての満足度ではKDDIが1位、次いでソフトバンク、NTTドコモ、楽天モバイルの順であった。

このレポートは、2025年スマートフォンの通信の繋がりに関する調査の結果に基づくもので、予備調査は通信契約のある18歳～69歳のスマートフォン所有者10,000人、本調査は大手4キャリアを契約している2,000人を対象に、2024年12月20日～12月23日に実施された。

外出時の通信の途切れやすさについて調査したところ、「途切れなかった」が73.4％、「途切れた」が26.6％で、2024年7月の調査と比較すると、「途切れた」は3.7ポイント減少した。

また、大手4キャリア契約者2,000人を対象に通信速度および安定性の満足度を調査した結果、通信速度の満足度が最も高かったのはソフトバンク（82.4％）、次いでNTTドコモ（81.8％）、KDDI（81.0％）、楽天モバイル（64.2％）となった。一方、通信の安定性に関する満足度では、KDDI（81.0％）が最も高く、続いてソフトバンク（80.4％）、NTTドコモ（80.0％）、楽天モバイル（56.0％）であった。

外出時の通信の繋がりやすさを調査したところ、最も繋がりやすかったのは「公共交通機関での移動」（49.0％）、次いで「繁華街」（48.9％）、「主要都市のターミナル駅（東京、名古屋、大阪など）」（44.0％）だった。これを通信会社別に見ると、全項目でソフトバンクが1位となり、2位はNTTドコモが6項目、KDDIが4項目となった。

2024年7月調査と比較すると、各社の通信の繋がりやすさが向上しており、伸び率トップの項目はNTTドコモが「お花見や花火大会」、KDDIが「展示即売会・物産展・フリーマーケット」、ソフトバンクが「スポーツ観戦会場」、楽天モバイルが「お花見や花火大会」となった。

また、外出時の利用サービス別通信の繋がりやすさについて調査した結果、最も繋がりやすかったのは「インターネットブラウザ」（67.8％）、次いで「通話（LINE通話など）」（65.3％）、「QR・バーコード決済」（60.3％）。通信会社別では、全項目でソフトバンクが1位となった。

2024年7月調査と比較すると、各社の利用サービスの繋がりやすさも向上しており、伸び率トップの項目は、NTTドコモが「オンライン動画サービス」、KDDIが「インターネットブラウザ」、ソフトバンクと楽天モバイルが「SNS」となった。

さらに、外出時の利用サービス別通信の満足度について調査した結果、最も満足度が高かったのは「インターネットブラウザ」（72.2％）、次いで「通話（LINE通話など）」（68.9％）、「QR・バーコード決済」（63.4％）だった。通信会社別では、「総合満足度」および「5サービス」の全項目でソフトバンクがトップとなった。

2024年7月の調査と比較すると、各社の利用サービスの満足度も向上しており、伸び率トップの項目はNTTドコモが「オンライン動画サービス」、KDDIが「インターネットブラウザ」、ソフトバンクと楽天モバイルが「SNS」となった。
（早川厚志）