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クルマのクイズ 第58回 名車なのか迷車なのか…イタリア車っぽいトヨタ製セダンの車名は?

マイナビニュース / 2025年2月4日 8時0分

画像提供:マイナビニュース


こちらの真っ赤なクルマ、イタリア車っぽいエモーショナルな見た目をしていますが、実はトヨタ自動車のクルマです。けっこう希少な存在なのですが、車名がわかりますか?

生産期間が短かったクルマです

こうして見るとなかなかカッコいいのですが、発売当時はクルマのトレンドがセダンからミニバンへと移り変わるころで、あまり人気が出ませんでした。

――正解は次のページで!


○問題をおさらい!

正解はこちら!

○【答え】トヨタ自動車「ヴェロッサ」

答えは“迷車”とも呼ばれたトヨタのセダン「ヴェロッサ」(Verossa)です。

ヴェロッサは「チェイサー」および「クレスタ」の後継車として2001年7月にビスタ店から発売されます。ちなみに「ヴェロッサ」という車名は、イタリア語の「Vero」(真実)と「Rosso」(赤)を組み合わせた造語。イタリアを意識した名前になっています。

ヴェロッサが迷車と言われるのは、セールス面で「迷宮入り」してしまったことや、デザインに対する「迷い」が感じられることなどが理由です。

デザインは車名の通りイタリアを意識しており、「まるでアルファロメオのようだ!」という意見もあるのですが、先代のチェイサーなどに比べるとあまりにも奇抜で、万人受けする姿とは程遠いと言わざるを得ません。

さらに深い沼へと足を踏み入れてしまったのが、特別仕様車の失敗です。販売不振からの逆転を狙って専用色のスーパーレッドを採用した「20 セレチオーネV」やヤマハチューンのエンジンを搭載した「VR25 SG スペチアーレ」などの特別仕様車を追加しますが、状況は好転しませんでした。

そうこうしているうちに、ビスタ店のネッツ店への統合が決まります。ヴェロッサは他モデルのようにネッツ店へと引き継がれることなく、2004年4月にビスタ店もろとも廃止されてしまいます。つまり、ヴェロッサはわずか2年8カ月で販売終了となってしまったのです。

2000年代前半は、4ドアセダンからミニバンへと急速にトレンドが変化した時期であったため、いくらトヨタと言えども時代に逆らうことはできませんでした。そういった意味では、ヴェロッサはそんな"過渡期の時代"を象徴するモデルと言えるかもしれません。

今回の車両のヴェロッサ(写真のクルマ)についても少し紹介させていただきます。グレードは280psを発揮する「1JZ-GTE型」エンジンを搭載する「VR25」で、そこに純正のフルエアロと車高調(車高調整式サスペンション)を装着しています。ボディカラーはとても希少な「スーパーレッドV」ですので、イタリアンな雰囲気がさらに引き立ちます。さらにサンルーフを装備していて、修復歴ももちろんありませんので、早い者勝ちと言えるでしょう。

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