最新宇宙探査技術が一堂に集結、「深宇宙展」日本科学未来館で今夏開催へ
マイナビニュース / 2025年1月31日 14時10分
最新の人工衛星も複数紹介。地球の環境を守り、暮らしに役立つことが期待される先進レーダ衛星「だいち4号」や雲エアロゾル観測衛星「はくりゅう」のほか、若い世代が主要な開発を担い、プロジェクト発足からわずか3年で打ち上げた超小型X線観測衛星「NinjaSat」に関する教育・研究機関の技術力も紹介する。
火星を旅する大画面映像、本物のロケット部品体感展示
火星探査機が捉えた最新のデータを駆使して製作された、迫力ある大画面映像で、来場者を新たな火星の旅へといざなうコーナーも。最先端の研究データをもとに100年後の未来の火星生活を体験できるようにする。また、JAXA種子島宇宙センターに通常展示されているロケットの断熱材やフェアリングの一部などを、手に取って体験できる企画も用意する。
天文学の最前線
遠方銀河や星の誕生過程について多くの成果を上げてきた、国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」と、国際協力で運用されているチリの「アルマ望遠鏡」、宇宙の高温ガスを観測する宇宙望遠鏡「XRISM」など、大規模な観測機器の模型を展示。宇宙の謎を解き明かすスケールの大きな科学技術の最前線を紹介する。
大画面映像で旅する深宇宙を体感するツアーも実施。第二の地球を探す旅、超新星爆発による星の死、ブラックホールに吸い込まれる星々の壮絶な最期、そして銀河と銀河が衝突する壮大な光景など、未知なる宇宙の旅を大画面で体感できるようにする。
特別展示:前澤友作氏が搭乗したソユーズ宇宙船の実機展示
日本の民間人で初めて国際宇宙ステーション滞在を果たした、前澤友作氏が搭乗したソユーズ宇宙船(帰還モジュール)の実機を特別展示。外壁には、超高温の大気圏再突入の痕跡が残り、地球帰還時の環境の過酷さを実感できるという。
(庄司亮一)
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