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乾燥やシミなどの悩みも……治療による肌トラブルに悩む患者さん向け肌ケアセミナーを第一三共ヘルスケアが実施

マイナビニュース / 2025年2月3日 18時35分

画像提供:マイナビニュース

第一三共ヘルスケアは2月2日、都内でがん治療による肌トラブルに悩む患者さんへのQOL向上への貢献を目指すセミナーを開催、がん治療経験者が参加し、肌のセルフケアやカバーメイクについて学んだ。
○治療と仕事の両立に悩む「働く女性」をテーマにした肌ケアセミナーを初めて実施

本セミナーは乳がん・婦人科がんに向き合う方向けのSNS「ピアリング」上で募集が行われ、20名以上が参加。第一三共ヘルスケアが2022年から実施し、8回目となる。今回は初めて「働く女性」をテーマにした内容を実施した。

冒頭、第一三共ヘルスケア広報部の上吉川さんは「日本では生涯のうち2人に1人ががんを経験すると言われているが、特に現役世代の30代~40代においては男性よりも女性の方が罹患率が高く、仕事と治療の両立が大きな課題となっている」、そして、抗がん剤治療に肌トラブルにお悩みの方が多いこと」、さらに「肌ケアを行った方の多くが、気持ちの面でもポジティブな変化を感じたということがわかってること」を解説。特に女性において治療と仕事の両立が課題になっているということを受け、働く女性をテーマとしたセミナーを初めて開催したと話した。

第一部では、「抗がん剤治療中から取り入れたいスキンケア」について、看護師の東島愛美さんが登壇。

東島さんは大学病院で臨床看護師を経験後、現在は看護師や医療関係者向けのスキンケア勉強会など、 皮膚トラブルに関するスキンケアの情報提供活動を行っている。

最初に皮膚の構造から、乾燥肌の状態について説明を行い、「なぜ洗浄剤は弱酸性が良いのか」や肌を洗う際のポイント、バリア機能を考えた保湿剤の塗り方などを解説。

「クリームや外用薬などの軟膏を使用している場合、基剤の油分が肌に残っていると油が酸化して刺激の原因になったり、雑菌の繁殖の原因になったりする場合がある」という説明では動画で汚れの落ちにくさを検証。着色したワセリンを塗布した腕で行った実験では、泡と手だけで洗うよりもタオル(ミノン やさしく洗う弱酸性タオル)を使用した方が汚れが落ちていることがわかり、参加者からは驚きの声があがる場面も。

さらに、「放射線治療に伴う色素沈着は放射線照射によって皮膚の基底細胞が影響を受け、ターンオーバーがうまくできないことで生じる」ことや、「手術跡の種類別の対応法」などについて話し、「ケロイド状に跡が残ってしまった場合でも皮膚科で治療することができます。悩んでる方がいらっしゃいましたら、主治医の方に1度ご相談いただければ」と看護師ならではの視点で語りかけた。

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