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ヤマハ発動機、杉並区での「グリーンスローモビリティ」運行から3ヶ月 – 観光促進と地域の足に

マイナビニュース / 2025年2月4日 9時28分

画像提供:マイナビニュース

ヤマハ発動機は2024年11月より、東京都杉並区にて「グリーンスローモビリティ」の本格運行を開始。導入から3ヶ月経過した今、1日あたり約87人が利用しているという。

「グリーンスローモビリティ」(以下・グリスロ)とは、時速20km未満で公道を走ることができる電動車による小さな移動サービスのこと。

カートタイプのグリスロの社会実装は、東京23区内では初の試みで、区内最大の交通結節点の荻窪駅と回遊式日本庭園が広がる「大田黒公園」、国史跡で戦前の総理大臣・近衞文麿の旧宅を活用した「荻外荘公園」(昨年12月開園)などを結ぶ一周約20分のコースを毎日24便が運行している。

荻窪駅から荻外荘公園までは、閑静な住宅地を縫うように歩き約15分という距離だが、杉並区都市整備部の柴田陽介さんによると、「区としても積極的にPRしたい観光スポットですが、歩くにはやや距離があり、ルートもわかりにくいという懸念がありました」とのこと。

こうした中、グリスロを導入したところ、荻外荘公園の開園とグリスロ運行開始のニュースがテレビや新聞で報じられたこともあり、区内外へ認知が進み出足は順調。1日あたりの利用者は平均で約87人と多くの人に利用されているという。

また、当初は観光客利用がメインと思われていたが、実際には地域住民の利用も多く、「便数を増やしてほしい」「図書館や角川庭園も経由してほしい」「荻窪以外のエリアにも導入してほしい」などの声が多数寄せられているのだとか。

また、区では現在、各種移動サービスを連携した杉並区産MaaS「ちかくも」もスタートしており、リスロはその有効ツールとしての機能も。まだ本格運行が始まったばかりだが、今後は、「アプリを通じて得られる各種データを用い、統合型移動サービスを次のフェーズへ進めていきたい」と柴田さん。より楽しく便利な移動の実現に向け、さらなる統合と拡充が期待されるという。

なお、荻窪駅のグリスロ停留所は西口に設置されており、1回100円(未就学児無料)で利用することができる。
(CHIGAKO)

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