キヤノン、狩野元信筆の高精細複製品を九州国立博物館に寄贈 展示は撮影が可能
マイナビニュース / 2025年2月4日 12時47分
キヤノンは2月4日、特定非営利活動法人京都文化協会と連携し、「綴プロジェクト」で制作した「四季花木草花下絵山水図押絵貼屏風」(狩野元信筆)の高精細複製品を九州国立博物館(福岡県太宰府市)へ寄贈した。2月4日から3月16日まで同館内で展示し、撮影も可能。
綴プロジェクトは、キヤノンと京都文化協会が2007年から共同で実施している文化支援活動。これまでに、葛飾北斎や俵屋宗達、尾形光琳の作品など、60作品を超える高精細複製品を制作。制作した高精細複製品は、文化財にゆかりのある社寺や自治体、博物館などへ寄贈し、一般公開や学校教育の現場などで活用している。
複製品の制作には、キヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」でオリジナルの文化財を撮影し、独自開発のカラーマッチングシステムで画像処理を行ったうえで、12色の顔料インクを搭載した大判インクジェットプリンターで出力。京都の伝統工芸士が金箔などを用いた装飾を施し、屏風に仕立てることで、オリジナルの文化財を限りなく忠実に再現している。
今回寄贈した四季花木草花下絵山水図押絵貼屏風は、室町時代後期に流行した華美な屏風に掛け軸を掛ける風習を再現したとされる作品。原本は米国・スミソニアン国立アジア美術館が所蔵しているが、設立者の遺言により門外不出とされているため、現地を訪問しない限り鑑賞できない。今回の高精細複製品の制作により、日本絵画の名品とされる作品の日本への里帰りが実現した。
九州国立博物館での展示では、寄贈作品の写真撮影が可能で、ガラスケースに遮られることなく間近で鑑賞できるなど、高精細複製品ならではの楽しみ方が可能となっている。
(磯修)
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