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花粉症の鼻水は何色? 鼻水の色・状態別に考えられる病気の例を解説

マイナビニュース / 2025年2月10日 10時8分

緑色でドロッとした粘度の高い鼻水は、副鼻腔炎や風邪などが原因の可能性がある。副鼻腔内に膿が混ざった粘液が溜まり、それに白血球の死骸などが混じることで、鼻水が緑色になったり、独特のにおいがしたりすることがあるという。なお、副鼻腔炎が慢性化すると、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)とも呼ばれる。また、鼻や副鼻腔内にできた悪性腫瘍(がん)から膿が生じ、それによって緑色の鼻水が出るケースもある。
○赤色:鼻のかみすぎなどで血が混じる

赤色の鼻水は、鼻のかみすぎや風邪による強い炎症などが原因で鼻粘膜が傷つき、血液が混じっている可能性が考えられる。また、鼻に悪性腫瘍がある場合も鼻水に血が混じることがあるとのこと。さらに、鼻性髄液漏でも、うっすらと赤い鼻水が出ることがあるという。症状が長引いたり、体調不良を伴ったりする場合は、早めに専門医を受診することが推奨されている。
○茶色:出血から時間が経った血液が混じっている

茶色の鼻水は、出血から時間が経った血液が鼻水に混じることで発生すると考えられる。出血の原因としては、鼻血や副鼻腔炎などが多いとされているが、悪性腫瘍などの可能性も否定できないとのこと。茶色の鼻水が長期間続く場合は、専門医の受診が推奨される。
○黒色:汚れを排出しているほか、カビが原因のことも

黒色の鼻水は、鼻から吸い込んだ排気ガスやすす、たばこの煙などの汚れが鼻水とともに排出されている可能性がある。一方で、黒い鼻水のほかに悪臭を伴うチーズのようなかたまりが鼻から出る場合は、真菌(カビ)が副鼻腔などに入り込んで炎症を起こす真菌感染症である可能性も考えられる。
○鼻水、くしゃみなどの鼻症状が出る理由

さまざまな要因によって色や粘度などが変わる鼻水だが、そもそも何のために分泌されるのか。ここでは鼻の役割のほか、鼻水、くしゃみ、鼻詰まりなどの症状が出る理由を解説する。

○鼻症状は異物を排出する防衛反応

鼻は、においを嗅ぐ感覚器官であるとともに、体内に空気を取り込む吸気口の役割がある。外気は体温よりも温度が低く、乾燥していることが多い上、ホコリや細菌などが含まれていることもある。そこで、鼻腔内で吸い込んだ外気の温度や湿度を調節し、ホコリなどを除去してから肺へ送り込む。つまり、鼻は人体に備わった加湿空気清浄機のような役割を果たしているという。

鼻の中では、空気に湿り気を与えるとともに、ホコリなどの異物を吸着して除去するための粘液が常に分泌されている。また、鼻の粘膜にウイルスや花粉などが付着した際は、それらの異物を体外に排出するために粘液が大量に分泌される。これが鼻水であるとのこと。

さらに、くしゃみは鼻や口から空気を強く吹き出して異物を排出しようとする反応であり、鼻詰まりは鼻腔を狭くすることで異物の侵入を防ぐ反応だという。つまり、鼻水やくしゃみ、鼻詰まりといった鼻の症状は、体内への異物の侵入を防ぎ、排出するための防衛反応であるとのこと。
○花粉症から慢性副鼻腔炎を併発することも

透明でサラサラとした鼻水が出るため花粉症だと思っていたが、次第にネバネバした鼻水へと変化してきた…。そうした症状の変化は、花粉症から副鼻腔炎を併発してしまった可能性がある。副鼻腔炎は自然治癒するケースもあるが、放置すると慢性化し、膿のような粘液が副鼻腔内に溜まってしまうことも。また、アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎を併発するケースは多いので、鼻水の色や状態が変わったり、症状が1カ月以上続いたりするときは、耳鼻咽喉科の受診が推奨される。
(Yumi's life)



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