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“フジテレビらしさ”がなくなるのは避けてほしい――番組製作社連盟、業界の信頼回復へ「尽力」

マイナビニュース / 2025年2月12日 19時29分

画像提供:マイナビニュース

テレビ番組などの制作会社が加盟する全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)は12日、一連の報道をめぐるフジテレビの状況を受けて、福浦与一理事長(IVSテレビ制作社長)らが取材に応じた。

ATPは12日付で、「テレビジョンの信頼回復に向けて」と題した声明を発表。「ATPの歩みを振り返れば、民放番組の制作現場から日本のコンテンツ産業を支える製作会社の多くのトップクリエイターを輩出できた事は誇りでもあります。私たちは放送局のイコールパートナーとして、テレビ業界の信頼回復に取り組む所存です。共に切磋琢磨できる環境のなかでこそ、良質なコンテンツ製作が可能だと確信しています」としている。

この声明では「制作現場から、あらゆる差別やハラスメントを撲滅する」という宣言も行っているが、荻原伸之理事(ジッピー・プロダクション代表取締役)は「もしかしたら他局でもこういう問題が起きたかもしれない。そういう時に、自分たちがきちんと襟を正してやっていかないといけないということを、会員社、テレビ番組に携わるクリエイターに対して周知していきたい」と意図を語った。

フジテレビは各局の中でいち早く、製作会社が100%著作権を持つことを認める契約を結んだ局だといい、福浦理事長は「我々としては大変感謝している部分でもあるので、尽力してフジテレビの体質改善のお手伝いをしていきたいと思います」と言及。

「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチコピーを掲げた80年代から、バラエティを中心に躍進してきたフジテレビ。萩原理事は「個人的に、今回の事案と番組の内容や精神というのは、全く違うのではないかと思うので、そこは切り離して考えたいと思います。企業風土やガバナンスの問題が指摘されていますが、それを改革することによって、“フジテレビらしさ”がなくなってしまうというのは、僕は避けてほしい。お互いに良いものを作っていこうという気持ちは一緒なので、そこだけは履き違えないようにしていきたいと思います」とし、これまでのフジテレビとの仕事について、「現場は非常に楽しくやっているので、“フジテレビは嫌だ”という声は聞こえてこないです」と実態を語った。

一部では、タレントに頼りすぎる制作姿勢が今回の問題の根底にあるとする声もあるが、萩原理事は「そういう番組作りの現場はないと思っています」と強調。「クリエイターが汗をかいて、“この人が一番面白く見えるにはどうすればいいのか”、“この人にこういうボールを投げたら面白く打ち返してくるんじゃないか”ということの積み重ねによって番組ができていると思います」と力説した。

一方で今回の騒動を受け、福浦理事長は「出演者の方と長い付き合いになれば、仲がより深くなっていく中で、一定の距離をきちんと保って仕事をしていかなければいけないなと改めて感じました」と語っている。
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