<ドクターズインタビュー>試験の成績がみるみる上がる!体内時計リセット方法

nemgym(ネムジム) / 2014年12月29日 3時0分

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<ドクターズインタビュー>試験の成績がみるみる上がる!体内時計リセット方法

内村 直尚(うちむら なおひさ)先生 久留米大学医学部 神経精神科医学講座 教授 ドクターズインタビューのコーナーでは、睡眠の専門家である全国のドクターに、睡眠に関する様々なお話を伺います。今回は、短時間の昼寝推奨の第一人者である久留米大学医学部神経精神科医学講座教授の内村直尚先生に、体内時計リセットの効果について教えて頂きました。 内村 直尚(うちむら なおひさ)先生

なぜ昼寝で成績が上がるのか

Q 福岡県立明善高等学校では、短時間の昼寝を導入することで成績が上がったそうですが、その理由はどこにありますか A まず10分程度の昼寝をすることで、脳と身体がリフレッシュされて、午後からの日中の活動が活発になります。ただし、寝すぎには注意です。 30分を超えて寝ると深い眠りに入って、脳が必要以上に休まります。そうなると、昼寝をしたことで体が重くなったり、眠くてしかたなくなったりします。 短時間の昼寝が難しい場合、目を閉じてリラックスするだけでも効果はあります。短時間の昼寝をし、日中に活発に活動することで、その夜の寝つきが良くなり、睡眠の質も良くなり、熟睡できます。そうすると翌朝にすっきりと目覚めることができて、午前中からの授業にも集中できるようになります。 Q 日中にボーッとすることがなくなったわけですね。 A 良い眠りは、翌朝の目覚めのすっきり感につながります。朝型の生活リズムにすることができるわけです。社会は朝型で動いていますから、自分の体内時計を朝型にしていく習慣は大切なんです。

試験時間に合わせて、体内時計を調整

Q たしかに受験などは、午前中から始まりますね。 A そうです。大学入試のセンター試験は午前9時30分から始まります。試験当日だけ早起きしても、実力は発揮できないでしょう。 センター試験の半年前くらいから、試験開始時刻の3時間前には、つまり午前6時30分には起床するように、体内時計を調整しておくと良いんですね。 人間は起きてから3時間後あたりに脳も身体もフルに活動し始めます。この睡眠と覚醒のリズムを受験にも応用するわけです。半年前からでも間に合うでしょうが、理想を述べるなら、高校生活の3年間を通して午前6時30分には起床できるような体内時計のリズムを作っておくと良いでしょうね。

体内時計を整えて、国家試験合格!

Q 大学受験だけではないですね。 A 私は久留米大学医学部の学生たちの医師国家試験にのぞむ大学生たちにも、同じように、朝型の体内時計のリズムを身につけるようにと指導しています。 国家試験も午前9時30分にスタートで、3日間にわたり実施されます。いくら学力や知識があっても、夜型の生活をしている者が、その日の朝だけ早起きして試験を受けたら、おそらく100パーセントの学力や知識を試験に回答できないでしょう。 だから徹夜で勉強するなんていう生活スタイルは、それ相応の知識や学力を吸収できていたとしても、試験のときに「あれっ、勉強したはずなのに、これは何だっけ」なんていうことになりかねない。あるいは無意識のうちに、ケアレスミスを起こしたりもするんです。知識や実力が備わっているはずなのに、試験に合格できない結果を招きます。

夜型の人でも体内時計リセットは可能!

Q 本来が夜型の人でも朝型に切り替えることはできるのでしょうか。 A できますよ。体内時計を整えていくことです。医師国家試験をケースに説明しますと、試験の半年前には午前7時30分には起床するように指導しています。 国家試験の1ヶ月前には、午前6時30分に起床。こうすると、午前9時30分の時点では、脳は完全に覚醒していて、思考力は100パーセントの活動ができるようになります。勉強も大事だが、睡眠と覚醒のリズムも大事だと久留米大学医学部の学生たちには指導しています。

朝型が得をする!?

Q やはり朝型の生活を送る方が有利なのでしょうか。 A そうですね。夜から本番が始まる試験や試合や仕事は少ないでしょう。やはり朝型の睡眠と覚醒のリズムを身につける方が、あらゆる場面で有利でしょうね。 夏の全国高校野球大会(甲子園)は、第一試合は午前8時30分から始まります。第一試合を戦うことになった高校の野球部員たちは、午前5時30分には起床するように、睡眠と覚醒のリズム、つまり体内時計を整えていくように指導を受けるケースが多いです。 そうして、朝型の生活によって試合にのぞむ午前8時30分には、脳も身体もしっかりと覚醒している状態にもっていくんです。一般には広くは知られていないようですが、甲子園の常識です。 Q 学校も会社も、朝から始まりますから、朝型の生活を送るように心がけた方が良さそうですね。 A いま夜型の生活を送っている人でも、起床時刻を早朝にすることで、朝型の生活に慣れていくことができます。就寝時刻を早くしても、起床時刻は早くならないんですよ。 まずは起床時刻を早くする。日中に眠気が襲ってきたら、午後12時から3時までの間に10~20分程度の昼寝をする。そうして、午後からの日中の活動を活発にする。 日中に活発に活動することで、やがて早朝の起床から逆算しての、理想的な就寝時刻に自然と眠くなる。慣れるまでには、起床や日中の眠気がきつく感じることもあるでしょうが、その峠を越えると、自然と朝型の生活リズムになっていきます。ぜひ実践していただきたいですね。 その他のドクターズインタビュー記事はこちら

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