コロナ禍で身動きの取れない状況を利用し、屋内で限られた機材を使い、自由なテーマでストーリーを紡ぎ出した13人の写真家による作品集。Same Paper『Still Life』ローンチイベント
NeoL / 2020年11月14日 12時11分
上海の出版レーベル兼スタジオ Same Paperの新作写真集『Still Life』のローンチイベント(即売会)がgallery communeで開催。
本作はコロナ禍で身動きの取れない状況を利用し、屋内で限られた機材を使い、自由なテーマでストーリーを紡ぎ出した13人の写真家による作品集。世界中の誰もが似たような苦境を経験した2020年を如実に表す、素晴らしい叙情的ビジュアルブック。リリースを記念して、今週末は世界数カ所でローンチイベントが同時開催されるとのこと。いち早く新作を手に入れたい方はぜひ。
Same Paper Presents『Still Life』ローンチイベント(即売会)
※Same Paperメンバーの来日はございません。
会場: gallery commune
東京都渋谷区西原1-18-7
11/14(土) 13:00 - 18:00
11/15(日) 13:00 - 18:00
Same Paper Presents『Still Life』
Photographers:
Antje Peters @antjepetersstustustudio
Bobby Doherty @blobbybloherty
Caroline Tompkins @cahlinetompkins
Charles Negre @charlesnegre
David Brandon Geeting @davidbrandongeeting
Geray Mena @geraymena
Harley Weir @harleyweir
Makoto Oono @oonomakoto
Peng Ke @ke_peng
Sergiy Barchuk @sergiybarchuk
Sophie Tianxin Chen @sophietianxinchen
Thomas Albdorf @albdorf
Xiaopeng Yuan @xiaopeng_yuan
246 pages
21 × 27 × 2.4cm
Edition of 900
Published by Same Paper
“静物画”は通常「人生は平穏」といった美しい意味を備えた、西洋美術の主要なジャンルの1つと見なされている。
最近の写真における静物画と言えば、屋内のセットにオブジェクトがしっかりとしたバランスで注意深く配置されているが、実際は固定されていない彫刻のようなイメージの視覚体験が頭に浮かぶ。
“静物画”の弱点は、常にクリエイターによってロマンチックにされていること。世界はパンデミックと混沌の中にあり、このような時間を楽しむことはふさわしくないとされている。2020年はどこにいても、私たちは皆、同じではないが似たような苦境を経験し、『正常』は停滞に取って代わられている。この本の中で「Still Life / 静物」は、この停滞した苦境で生活し続けるメタファーとして機能している。
この本では様々な都市に拠点を置く13人の写真家が”静物”についてのストーリーを紡いでいる。必要なものにアクセスしたり、必要な場所に旅をしたりと、使いたい全ての素材を十分に活用してイメージを作り上げられた彼らの過去。すなわちコロナ前の作品は、素晴らしく気ままに自由だった。それが今では、パンデミックが私たちの生活のルール全てを壊してしまったので、写真家はもはや以前のように仕事が得られなくなった。代わりに、終わりのない停滞に対処しながら私たちは家に居続けるのだ。その状況を逆手にとって、それぞれの写真家には屋内で限られた機材を使い、自由なテーマでストーリーを紡ぎ出してもらった。
私たちは写真家たちが今のこの状況、混乱や不安といった受難に対してどのように反応するのか、そして誰を、または何のために写真を撮るのか、興味がありました。2020年の春から新しい作品を次々と受け取った。いくつかはオブジェクトをミックスすることで生まれたモニュメントだったり、動物や仲間との親密な関係、架空の逃亡、または彼らの精神状態の描写だったり。その結果、彼らは楽観的または抑鬱的、漸進的で洗練され、かつ脆弱性を抱えた現実に溺れるような一連のイメージを提示している。
—
Same Paper
2013年設立の上海を拠点とするインディペンデント出版社兼スタジオ。写真集や雑誌を出版する傍ら、アートを愛する全ての友人達と共有するためにビジュアルアートブックを収集している。写真や出版に関連するイベントや展示もキュレーションも手がける。
www.instagram.com/samepaper
gallery commune
営業時間:
平日: 14:00 – 20:00
土日祝 12:00 – 18:00
定休日: 木曜
住所: 東京都渋谷区西原1-18-7
関連記事のまとめはこちら
https://www.neol.jp/art-2/
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大野力・小野海・清水雄稀・元場葵によるグループ展「!!!!」2025年1月22日(水)から2月8日(土)まで開催
@Press / 2025年1月15日 10時0分
-
東京都豊島区雑司が谷にアートギャラリー誕生 ─ 「S3 Gallery TOKYO」2025年1月10日オープン
@Press / 2025年1月10日 11時45分
-
9人の写真家が紡ぐ、宇多田ヒカルの記録と記憶。写真集「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024 NINE STORIES」刊行決定。
PR TIMES / 2025年1月8日 18時15分
-
東京・外苑前「GALLERY CLASKA」にて、デンマークを拠点に活動する写真家・松浦摩耶の写真展「fugle」を開催
PR TIMES / 2024年12月26日 10時0分
-
THE GALLERYセレクション展 小見山 峻 写真展 「roundabout」を開催
PR TIMES / 2024年12月25日 13時45分
ランキング
-
1天正遣欧使節・千々石ミゲルの墓、長崎県諫早市の文化財に…ミカン畑での墓石発見から20年
読売新聞 / 2025年1月15日 17時0分
-
2芥川・直木賞に選ばれた3作家 どんな人物?
毎日新聞 / 2025年1月15日 20時3分
-
3芸能人なぜ呼び捨て?「日本語呼び方ルール」の謎 日鉄会長の「バイデン呼び」は実際に失礼なのか
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 9時20分
-
4高齢者は「体重」が重要…標準を下回ると死亡リスクが急上昇
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月15日 9時26分
-
5スニーカーのインソールを変えるだけで「靴の機能は劇的にアップ」する。“初心者が買うべき”一足とは
日刊SPA! / 2025年1月15日 15時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください