石原 海、菅 実花、中島 伽耶子による個展が開催。今日の世界の新しい価値観や美意識を表現する第15回 「shiseido art egg」 展
NeoL / 2021年9月10日 18時0分
石原 海「UMMMI.のロンリーガール」2016 HDヴィデオ、プロジェクター、ipad、 Tumblrウェブサイト、看板、紙
資生堂ギャラリーは、1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という活動理念のもと、アートによる美しい出会いや経験を人々に提供する活動を続けてきた。shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)は、2006年にスタートした公募プログラムで、瑞々しい新進アーティストを応援するもの。入選者は資生堂ギャラリーで開催される通常の企画展と同様に、担当キュレーターと話し合いを重ね、ともに展覧会を作り上げる。
入選者の個展が2021年9月14日(火)~12月19日(日)にかけて、それぞれ開催される。
第15回目となる本年度は、全国各地より243件の応募から、独自の視点で今日の世界の新しい価値観や美意識を表現する3名、石原 海(いしはら うみ)、菅 実花(かん みか)、中島 伽耶子(なかしま かやこ)が入選。
石原 海「ローズシティ」2018 HDヴィデオ、薔薇、三面モニター、テキスト
撮影:大矢真梨子 提供:市原湖畔美術館
石原 海展
会期:2021年9月14日(火)~10月10日(日)
石原は、愛、ジェンダー、個人史と社会をテーマに、実験的な映画作品やヴィデオインスタレーションに取り組んでいる。現実の出来事を軸に、独自のセンスでフィクションや物語的な要素を加えて構築する作品は、現代社会の一面や心の機微を丁寧に捉える。本展覧会では、北九州の教会に集う人々と行う演劇を通して、苦しみや生の意味を追求するとともに、インタビューを交差させることで、根源的な問いを提示する場となるだろう。
菅 実花「生誕前記念写真01」2019 インクジェットプリント
菅 実花展
会期:2021年10月19日(火)~11月14日(日)
菅は、ヒューマノイドロボットや高度生殖医療など、テクノロジーの進歩によって変遷しつつある新たな身体感や生殖のあり方をテーマとし、写真・人形・映像などのメディアを用いて「人間とは何か」を問う。視覚認識を揺さぶる作品は、近未来の価値観の変化を予感させ、鑑賞者に新たな世界を提示する。
中島 伽耶子「風穴について」2019 自然光、アクリル樹脂、器
撮影: 飯川雄大
中島 伽耶子展
会期:2021年11月23日(火・祝)~12月19日(日)
中島は、壁や境界線をモチーフとして人と場所との関わりについて問う作品を制作している。本展では、ギャラリーを巨大な壁で分断し、鑑賞者の動きによって光と音のみが行き来する空間をつくる。何等かのサインとなり壁の反対側に送られる光や音は、受け取る側の状態によっては暴力的になるかもしれないし、希望となるかもしれない。実際に会うことなく容易に他者とつながることができる今の時代、コミュニケーションについて改めて考えさせられる展示。
なお、今年度のshiseido art egg賞※の審査員は、今日のクリエイティブシーンで活躍するプロフェッショナルとして、金沢 健一(彫刻家)、小田原 のどか(彫刻家/評論家/出版社代表)、小林 エリカ(作家/マンガ家)の3名。
※3名の入選作家の展覧会のなかから、資生堂ギャラリーの空間に果敢に挑み新しい価値の創造を最も感じさせた作品に贈られる賞。本年度は12月下旬頃に資生堂ギャラリー公式ウェブサイトで受賞者を発表予定。
第15回 「shiseido art egg」 展
石原 海展 2021年 9月 14日(火) ~ 10月10日(日)
菅 実花展 2021年10月 19日(火) ~ 11月14日(日)
中島 伽耶子展 2021年11月 23日(火・祝) ~ 12月19日(日)
会場 : 資生堂ギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
tel.03-3572-3901 fax.03-3572-3951
URL : www.shiseidogroup.jp/gallery/ (資生堂ギャラリー)
www.shiseidogroup.jp/gallery/artegg/ (shiseido art egg )
https://twitter.com/ShiseidoGallery (資生堂ギャラリー Twitter)
平日 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00
毎週月曜休(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館) 入場無料
※新型コロナウイルス感染症の状況により、内容およびスケジュールに変更等が生じる可能性があることを予めご了承ください。
■関連企画 開催概要
*作家によるギャラリートーク
作家本人が会場で自作について解説するギャラリートークを、各展覧会開始後に資生堂ギャラリーHPで配信予定です。
※詳細は、資生堂ギャラリー公式HPにてご案内します。
※やむを得ない理由により、開催の延期・中止や予告なく内容が変更になる場合があります。
関連記事のまとめはこちら
https://www.neol.jp/art-2/
外部リンク
- 音はどう見えるのか。「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」
- 色彩と造形で魅せる空間芸術。『草間 喆雄 展 -点・線・色-』
- 石原 海、菅 実花、中島 伽耶子による個展が開催。今日の世界の新しい価値観や美意識を表現する第15回 「shiseido art egg」 展
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