フェンディ2022年春夏レディ・トゥ・ウェアコレクション

NeoL / 2021年9月29日 15時0分

フェンディは2021年9月22日、アーティスティックディレクターキム・ジョーンズ、シルヴィア・フェンディ(アクセサリー)、デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(ジェエリー）の3名による2022年春夏ウィメンズレディ・トゥ・ウェアコレクションを発表。
キム・ジョーンズにとって2年目を迎えるレディ・トゥ・ウェアコレクションのために、彼はメゾンの歴史的特徴である陽気で堂々としたアティチュードを追及しつつ、ブランドの未来に対するビジョンを明確に打ち出した。ディスコ全盛期の幻惑的な魅力を現代的観点でとらえ、フェンディという名前を際立たせる、多様でパワフルな女性らしさにスポットライトを当てている。
アーカイブから発掘した空想的なファッションイラストレーター、アントニオ・ロペスの手描きロゴを出発点に、本コレクションは彼の解放された感性と、1970年代に世界中の著名人を魅了したニューヨークの伝説的ナイトクラブ「スタジオ54」を取り巻く雰囲気を彷彿とさせる。
キム・ジョーンズは、次のように述べている。「メゾンに残るカール・ラガーフェルドのレガシーを辿りながら、彼と同時期に活躍し、彼が興味を抱いていた人々にも注目しました。カールの友人だったロペスは、私に常にインスピレーションを与えてくれる存在でした。先進的で開放的、どんな人も受け入れアンディ・ウォーホルやスティーヴン・マイゼル、デヴィッド・ホックニーに至るまで、あらゆる人の尊敬を集めていました。私は新たな世代に彼を紹介したいと思ったのです」
「エステート・アンド・アーカイブ・オブ・アントニオ・ロペス・アンド・ファン・ラモス」とのコラボレーションにより、ロペスの作品が生き生きと蘇った。躍動感を巧みに描き出す彼の筆使いは、エレガントな抽象的図柄としてカフタンやシルクのシャツに写し出され、比喩的なドローイングはインターシャを施したレザーや、複雑に作り出されたレースへと姿を変えた。
アイコンバッグは、ロペスの作品とメゾンの名高いサヴォアフェールにとってのキャンバス。タペストリーに虹を描きだした「バゲット」やアートワークのような「ピーカブー」。「フェンディファースト」は光沢のあるレザーのバッグや、樹脂に包まれたモチーフのヒールが大胆な姿勢を体現している。ロペスのイラストをアレンジしたユリの花のヘアアクセサリーは、デカダンス的なトロピカルの雰囲気を漂わせる。
さらにキム・ジョーンズは、次のように続ける。「私にとって今回初めてライブで発表するフェンディのショーはまるで祝祭のようです。私たちは長い間、制限された生活を余儀なくされてきました。私たちの提案する女性像が本来楽しむドレスアップをして羽を伸ばすこと、それこそ私たちが今必要としていることであると思っています」
ジェリー・ホールやティナ・チャウ、パット・クリーブランド、ビアンカ・ジャガー、グレース・ジョーンズなど、ロペスがよくダンスフロアで目を留め、作中で賛美した女性たちの精神が、自信に満ちた女性を称えてきたキム・ジョーンズの表現に精力的なエネルギーと新たな次元をもたらしている。「私が手掛けるフェンディは、世代を問いません。あらゆるタイプの女性、自分自身を肯定し満足したいと願うすべての女性のものです。ロペスウーマン、そしてフェンディウーマンは自信を持ち、自分の力で人生を切り拓く女性なのです」

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