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ソール・ライターの真骨頂である「ストリート・フォト」を収録した 『まだ見ぬソール・ライター THE UNSEEN SAUL LEITER』

NeoL / 2022年9月20日 12時0分

ソール・ライターの真骨頂である「ストリート・フォト」を収録した 『まだ見ぬソール・ライター THE UNSEEN SAUL LEITER』

p. 60
C-002821
無題, undated Paper mount Source box: “Street Sel”
© 2022 Saul Leiter Foundation


青幻舎が、日本初の写真集『ソール・ライターのすべて』を刊行してから5年、本書は19刷を重ねるロングセラーとなり、欧米およびアジア圏の国で刊行されるという、アート本としては驚異的展開となった。

『ソール・ライターのすべて』では、仕事としての「ファッション写真」、極めてプライベートなモノクロ「ヌード写真」、そして「ストリート・フォト」の3つの柱としてソールの全体像を伝えたが、ソールの真骨頂はなんといっても「ストリート・フォト」
といえるだろう。
2013年、ソールは亡くなる直前、ギャラリストとして晩年深く親交したマーギット・アーブに自分の作品を託した。その後、マーギットは夫であるマイケルとともにソール・ライター財団を設立。最大の優先課題として取り組んだのが、アトリエに無造作に遺されたままになっていた数万点に及ぶ膨大な数のカラースライドを、デジタル化する「スライド・プロジェクト」。剥き出しのままになっていたり、箱と中身が違っていたり、整理は難航を極めながらも財団スタッフと協力者の情熱に支えられ、約10年の歳月を経て、その成果として本書の刊行に結実した。
青幻舎は、全貌を伝えた『ソール・ライターのすべて』に続き、未公開の「ストリート・フォト」を収録する『まだ見ぬソール・ライター』を刊行する。
本書は、厳選された76点の「ストリート・フォト」とともに、プロジェクトの経緯で発見された新事実をはじめソールの思考と技術の秘密に迫るエッセイ、アトリエやカメラ機材などのアーカイブデータを収録している。これまでにない大判サイズ(A4変型)となる本書で、日常の景色を“一幅の絵画”に変えてしまう、ソールの色彩と構図の妙を堪能できる。本書は、世界6カ国語に翻訳され同時刊行される。





p. 53
C-001813
無題, undated Kodachrome Source box: “Snow”.
© 2022 Saul Leiter Foundation





p. 141
C-000224
無題, undated.
Paper mount.
Source box: unlabeled.
© 2022 Saul Leiter Foundation





p. 27
C-001177
無題, 1961
Kodachrome
Source box: “Some printed/ Reflection/For Margit to Print”. © 2022 Saul Leiter Foundation





p. 103
C-005452
無題, undated Anscochrome
Source box: “Miscellaneous Street”. © 2022 Saul Leiter Foundation






『まだ見ぬソール・ライター THE UNSEEN SAUL LEITER』
著者:ソール・ライター、マーギット・アーブ、マイケル・パリーロ
デザイン:中島雄太(YUTA Design Studio) 判型:A4変型 製本:上製本 総頁:160頁
定価:4,180円(本体3,800円)
(青幻舎)
https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-890-3/

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https://www.neol.jp/photography/

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