ミッキー・ブランコ『Stay Close To Music』インタビュー／Interview with Mykki Blanco about “Stay Close To Music”

NeoL / 2022年11月7日 17時0分

ヒップホップ界の新たなスタイルの先駆者としてラッパーのみならず詩人、パフォーマンスアーティスト、活動家として幅広いジャンルを網羅するミッキー・ブランコの新作「Stay Close To Music」が10月14日にリリースされた。今回の作品では、プロデューサーでありマルチ奏者であるフォルティDLをコラボレーション相手として迎え入れ、鮮明なライブ演奏により新たなサウンドスケープを構築。自らのサウンドをゼロから築き上げるという新たな試みに挑み、今までとは想像もつかない仕上がりとなった「Stay Close To Music」は、彼のコアの部分に存在するスピリチュアルなスピリット、そしてオーガニックなテキスチャーが織りなす美しく壮大な広がりを力強く感じさせてくれる。
今回はそんな唯一無二のオリジナリティーを放つ「Stay Close To Music」の制作過程、そして更なる進化を遂げる彼自身の思想について25分ほどのインタビューを行った。
（→ in English)

――長いツアーを終えポルトガルからリズベンに引っ越したそうですが、生活はどのような感じですか。移動によって音楽制作に何か変化はありましたか？

Mykki「リズベンには2016年から2020年まで住んでいたんです。パンデミックの影響で最近またカリフォルニアに戻ってきたけど、来週リズベンにツアーのリハーサルも兼ねて戻ろうと思っています。たくさんのアルバムをリズベンにいる間に制作したし、リズベンに住んでいた頃はポルトガル人の恋人もいました。ポルトガルは美しい国で、とても安全で、カリフォルニアとよく似ている地中海性気候なのも良かったです。アメリカのように政治的な重荷もなくて、リズベンにいた頃アメリカはトランプ政権で混乱していたので、私がリズベンへ引っ越したのは不安定な状況からの逃げ道であって、自分自身の平穏を見つけ出す術だったんだと思います」

――新作「Stay Close To Music」はとても素晴らしかったです。神秘的でスピリチュアルな雰囲気に包まれていました。一方的な教えを押し付ける訳ではない信仰深い家庭に育ったと聞きましたが、スピリチュアルな側面は人生において大切な要素だと感じていますか？

Mykki「あなたが言ったように、私はスピリチュアルな存在を身近に感じる環境で育ち、両親も曽祖父も成熟した人格を持っていて、私自身、道徳性を持って神と精神的な関係を築き上げてきたと感じています。私はユダヤ教やニューエイジのキリスト教、仏教、ヒンズー教などたくさんの宗教観に囲まれ育ちました。祖父や父がヒンズー教の本を読んでいる光景は僕にとって普通のことでした。私の人生の中で最も辛かった時期は、行き着いた境遇は教訓であり克服すべき課題の結果だと信じることでした。残念なことに、たくさんの人が伝統的な教えを押し付けられる環境のなか育ったためスピリチュアルな思想を避けています。そんな中でこの教えを得たことは私の視野を変えるきっかけになりました。一方的な教えは保守的で人格育成という点であまり意味をなさず、得るものはそこにないと感じる人々が宗教から遠のくのは理解できるところですが、私自身も人間が最も賢くてこの世界で唯一力を持った存在であると思ってしまう状況に多々遭遇してきたと思います」

――新作の収録曲「Your feminism in not my feminism」に感銘を受けました。俗に言うフェミニズムから除外されてしまう人いるのは確かで、全ての人のためのフェミニズムであるべき重要性を感じています。例えば、日本にもセックスワーカーは存在していますが、彼女たちの主張にまだ社会は耳を傾けていないと思います。全ての女性の声が反映されるフェミニズムが実現されるために、どんな変化が必要だと思いますか。

Mykki「この曲が日本の文化にも通ずるところがあるという発見は嬉しいです。この曲はトランス女性や性を定義しない人、クイアコミュニティーの人たちのことを書いた曲です。この曲と日本の社会やコミュニティに属する女性たちとの共通点は、父権的に機能する社会に住んでいることだと思います。女性だけに限らず多くの人々がこの社会構造に適応するように教育されてきて、その中に多々あるハードルを乗り越えるために私たちが必要とする方法の一つは、まず女性のニーズを取り入れた方法で、物事について母権的な視点で見直すことが必要だと思います。それは間違いなくこの社会に存在するさまざまな事柄を対処する方法になりますし、フレームワークの再形成につながると思います。私たちが父権社会のなかで生きるため長年直面してきた問題が社会の女性化により解決されていく過程をすでに多くの形で目の当たりにしてきていると思います。世界中さまざまな場所でそれが続けばいいなと思っています。新たな情報を手に入れたら、新しい視点を変えることを快く受け入れる必要があると思います」

――フリーフォーク/アシッドフォーク界を代表するシンガーソングライター、デヴェンドラ・バンハートと共に制作した経緯は？今までにさまざまなジャンルのアーティストたちとコラボされていますが、今回のアルバムでアシッドフォーク的なジャンルを開拓した曲を聞けたのは嬉しかったです。

Mykki「デヴェンドラ・バンハートは僕が15歳か16歳の頃に知ったアーティストでした。その当時私はサンフランシスコの郊外に住んでいて、電車に乗って彼のコンサートに行ったのを覚えています。彼のライブには2回行って、とてつもなく大きな感銘を受けました。大人になって世界ツアーに行くようになった頃、デヴェンドラに会う機会がありました。同じフェスでパフォーマンスをしたので一夏のうちに3、4回会いましたね。彼の連絡先をもらったけど、尊敬する人に果たして自ら連絡することなんてあるんだろうかって思いつつも、一応その連絡先は失くさずに持っていたんですよ。そのうち、制作する曲のサウンドがどんなものになるのか真剣に考え始めた時、デヴェンドラは曲にエネルギーを与えてくれる完璧なアーティストだと思いました。それで、彼にデモを送ったんですが、彼は驚いたと思います。彼が曲を制作すると完全に彼らしいものに仕上がり、美しい瞬間が込められたものになりました」

――外部の影響を受けないようにしながら、2021年にリリースされた「Broken Hearts and Beauty Sleep」と今回リリースされたNEWアルバム「Stay Close to Music」、二つのアルバムを同時進行で制作されたそうなのですが、そのような大きなタスクを成し遂げるために、どのようにモチベーションを保たれましたか？

Mykki「制作過程にいたときに、すごくインスパイアされていたのでそれを大きなタスクとして考えてはいませんでした。インスパイアされていると感じていているときはとてもエキサイティングで、”仕事をしている”という感覚には全くなりませんでした。実は制作している最中、アルバムが二つも出来上がるとは思ってもいなかったんです。私とエクゼクティブプロデューサーはミュージシャンたちを集めて、生まれてきたインスピレーションやアイディアを最後まで出し切り、さらに感銘を受けたのは、コラボしたミュージシャンとアルバム制作に携わってくれた人たちが独自の創造性をプロジェクトに注ぎ込んでくれたことです。
これらの全ての力が一体となって、とても独創的な音の方向性を持った作品が出来上がったと感じているし、私の音楽制作の方法もガラリと変わるきっかけとなったので、またレコーディングプロセスに戻るまで待ちきれないです」

――ライブ演奏により構築されたアルバムを制作するのはどのようなものでしたか？難しかった点はありますか？

Mykki「今までやったことのない試みだったのでエキサイティングでした。発見に溢れていて、このアルバム制作は特別な始まりであったし、心理的、精神的な意味で私が正しい道に進んでいるということを信じていました。これは私が今まで聴いた音楽の中で最高なものの一つであると思いますし、私が今まで作った音楽とは全く別物ではあるけれどそれを実際創り出すことができる能力があるという認識につながりました。
難しかった点は、アルバムを制作した後のことなんですが、ライブの時にどの楽器を強調するかという選択をしなければいけないことだと思います。今実際その作業をやっている最中で、あと2日間でとても難しい決断を下さないといけないところにいます。最近はずっとそれについて考えています」

――ティーンエイジャーの頃から常にクリエイティブな経験をされていますが、自分の中で変わらない部分というのはどんなところですか？

Mykki「私の人生の中で変わっていないと思うことは、私が一つのクリエイティブなことだけに執着していないというところだと思います。私はいろんな才能を探し出し、築き上げていくオプションを常に持っていたいと思っていて、それを心がけていますしこれからも変わらず続けていこうと思っています。
そして、たくさんのチャンスが私を待っているということ、そして自分が予想だにしなかった方法で成長できるということも人生を通して学びました。得意不得意があるのは当たり前ですが私は自分の創造性にリミットをかけるようなことはしたことがないですし、想定外の方法で成長できて何か得ることができるというのはとてもクールなことだといつも思っています」

――自分の人生において、最も失いたくないことはなんですか？

Mykki「“許す”という能力ですかね。許すことはパワフルなエネルギーであって、もしあなたが自分自身を許さなければ、心身的に滞ってしまい少しずつ自身にダメージを与えてしまうことになりますし、その滞りでマインドがブロックされてしまうと癒されることができなくなってしまうと思います。多くの人々は、私たちが地球上で知性に恵まれた類まれなる存在だと分かっていても哺乳類として生きている他の動物たちの仲間だという認識はしていないと思います。わたしたちは自然とつながりがあり、動物や植物の世話をするのと同じように自分自身のケアをしなくてはならないと思います。身体の健康は心の健康の表れであって、精神的に、そして人生においても滞りを作り出さないようにするのが大切だと感じています。許すことはシャワーを浴びるような働きをしてくれると思っていて、3週間もシャワーを浴びないなんて人は少ないんじゃないでしょうか。私の言う許しというのは日々における些細な物事における許しについてでもあります。それがとても大切で、健全な精神が自分自身を洗い流し感情をクリアにしてくれるようなことなんです。それを実行することによって人生にもっとたくさんの愛が注ぐことができるし、ポジティブさを引き出してくれると思っています」

――ありがとうございました。ツアーのリハーサル、頑張ってくださいね。

Mykki「Thank you」

text Mari Kojima(https://www.instagram.com/bubbacosima/）

Mykki Blanco
『Stay Close To Music』
Now on Sale
（ビッグ・ナッシング／ウルトラ・ヴァイヴ）
1.Pink Diamond Bezel　2. Steps (feat. Saul Williams and MNEK)　3. French Lessons (feat. ANOHNI and Kelsey Lu) 4. Ketamine (feat. Slug Christ) 5. Your Love Was A Gift (feat. Diana Gordon) 6. Family Ties (feat. Michael Stipe) 7. Your Feminism Is Not My Feminism (feat. Ah-Mer-Ah-Su) 8. Lucky 9. Interlude 10. Trust A Little Bit 11. You Will Find It (feat. Devendra Banhart) 12. Carry On (feat. Jónsi)

Mykki Blanco
アメリカのラッパー、詩人、パフォーマー、活動家。2012年にEP『Mykki Blanco & the Mutant Angels』でデビュー。『Betty Rubble: The Initiation』（2013年）、『Spring/Summer 2014』（2014年）と2枚のEPを経て、2016年9月にデビュー・アルバム『Mykki』をリリース。クィア・ラップ・シーンのパイオニアとして知られ、Kanye WestやTeyana Taylor等とコラボレート。MadonnaのMVへ出演し、Björkとツアーを行なったりもしている。2021年には5年振りとなるオフィシャル作品である9曲入りのミニ・アルバム『Broken Hearts & Beauty Sleep』をTransgressive Recordsよりリリース。スペシャル・ゲストとしてBlood Orange（Dev Hynes）、Big Freedia、Kari Faux、Jamila Woods、Jay Cue、Bruno Ribeiro等がフィーチャーされたこの新作は高い評価を博した。
More info: http://bignothing.net/mykkiblanco.html

As a rapper, poet, performance artist and activist, Mykki Blanco is a pioneer of a new hip-hop scene. Mykki’s new album, “Stay Close To Music” was released on October 14th. The album consists of a collaboration with producer and electronic-musician FaltyDJ, involving a progressive live performance to construct a new soundscape. Their challenge of building their sound from scratch resulted in a groundbreaking soundtrack ahead of its time. “Stay Close To Music” reaches into the core of Mykki’s spiritual spirit and organic texture, weaving into beautiful and powerful rhythms. This 25-minute interview unravelled the production process of this one-of-a-kind album, “Stay Close To Music” and hear about Mykki’s ever-evolving ideology.

――I heard that you lived in Lisbon after you lived in Portugal. After your long tour, we heard that you moved from Portugal to Lisbon. How is life there, did it affect your process in creating music?

Mykki: So I lived in Lisbon from 2016 until 2020. Due to the pandemic, I moved briefly to California but I’m going to move back to Lisbon because that’s where I began rehearsal for the tour next week. A lot of this album was written when I was still living in Lisbon. I was in a relationship at that time and that person was Portuguese. I think that it is such a beautiful country. It’s safe and it has the safe Mediterranean climate as where I am from in California. To me, it is the same country that didn’t have much baggage as the United States as I lived in Portugal during the Trump Years. For me, it was this choice to leave behind a very unsettling situation and discover my peace. It was a mess.

――We heard your album, “Stay Close To Me”, it was very beautiful and we loved it. We loved how it involved holiness and spirituality. You were raised in a home where having a relationship with god was not dogmatic. Spirituality provides big support in life and it brings awareness to human instincts. Do you think it’s important to objectively discuss spirituality when talking about perspectives?

Mykki: I grew up in a home where spirituality was very present in both my parents and grandparents. All the major adults in my life as a child made me feel comfortable about having a relationship with god and morality. I was raised around different traditions; Judaism, New Age Christianity, Buddhism and Hinduism. It wasn’t uncommon to find my grandfather or father reading a book about Hinduism. In some of the hardest times of my life, having trust that the situation which manifests in my life was a result of either a lesson I meant to learn or a challenge I am meant to overcome. I think that has changed my outlook. Unfortunately, a lot of people are raised in other dogmatic traditions that make them what to turn away from spirituality because they have been raised in a dogmatic religious setting to be way more conservative and that doesn’t nurture people in the way that having a spiritual centre does. I completely understand why it turned many people off or they feel as if there is nothing out there. I just think that in my own life I’ve experienced too many situations that I could just believe that human beings are the smartest and the only force in the universe.

――We were impressed by the song, “Your feminism is not my feminism”. Feminism should be for all kinds of women, however some women are excluded from feminism. For instance, housewives and women in the sex industry in Japan have a very small voice. What do you think would make a difference for excluded women in the stereotypical feminist movement? How do you think they can be recognized?

Mykki: It surprises me that this song can be interpreted for Japanese society and culture. I wrote this song, directly for trans women, gender nonconforming and queer communities. I think the common thing between those communities and Japanese culture is that we still live in a world that operates in a sectional, patriarchial way. A lot of women and people, in general, have been taught to think in this patriarchial way. One of the ways we need to get over these hurdles is by reframing and thinking about things in a matriarchal way. Thinking about things that put the needs of fems first. Doing that doesn’t take anything away from the current system but it will reshape the framework of how we deal with so many things in society. In a lot of ways, we are already seeing a lot of feminisation of society heal the long-time issues we have faced because of the patriarchial choices that we continue to implement in different parts of our world in the east and west. We have to be willing and accepting to change new perspectives when we receive new information.

――How is it working with Devendra Banhart? It is amazing to see that you are connected with the acid, folk genre. It seems that you have been collaborating and getting involved with various genres.

Mykki: Devendra Banhart was someone that I discovered when I was fifteen or sixteen years old. I remember attending his concert and as a teenager living in the suburb of San Francisco, I could take the train from San Francisco into the city. I saw him perform twice and it left a huge impression on me. As an adult, once I started to go on international tours as Mykki Blanco and one year I had the chance to meet him. I got to meet him three or four times in the same summer because we played at the same festivals. I had his contact so it was one of those situations where you get the email of someone you admire but you never know when you are going to use it and you just keep it. I started to hone in on what the sound and song would be for “You would find it”, I thought this would be the perfect person to add their energy and style. When I sent him the song he was very surprised but it ended up being totally up his alley. It ended up being a very beautiful moment.

――You were working on two albums at the same time. In 2021 you released “Broken Hearts and Beauty Sleep” and this time you released your new album, “ Stay Close to Music”. You decided to create the original sound as well. How did you manage to keep yourself motivated to achieve such a big task?

Mykki: I think when you are in the process of it, it’s not something that you think about as a big task. We were so inspired. When you experience so much inspiration around what you are doing, it makes you so excited and it doesn’t feel like work at all. At the time we had no idea that the body of music was going to become two separate albums. My executive producer called us and we were just getting musicians and playing out these inspirations and ideas. What was interesting was that the individual musicians who helped with the production of the album, and played on the album were always bringing their creativity to the project and it was all these forces together that enabled me to feel as if I had a direction sonically very original. I can’t wait until I’m back in that recording process. It completely changes how I create music.

――What was it like to create the album from scratch with live instrumentation? What was the most difficult part?

Mykki: It was exciting. I had never done this before and it was a whole world of discovery. That in itself was a super special beginning. In a psychological and spiritual sense, it as about trusting that I was on the right path. It was about really feeling that this is one of the best things I have done and I was capable of doing it because it was so uncharacteristic of my other music.
One of the most challenging things was after the album was created, deciding what instruments I am using for the live show. That’s actually what I am doing right now and I have to make a hardcore decision in the next two days. It’s been something I have had a while to think about.

――You have been creative since young. What do you think is something that has never changed in your mind?

Mykki: I think something that has not changed my entire life was that I never just wanted to do one thing creatively. I always wanted the option to investigate and build upon my talents. I think I have done that and will continue to do that. I believe that there are so many opportunities just waiting and you can grow in ways you won’t imagine. I never tried to put limits on my creativity. There are things that I know I am good at and there are things that I know I am not. To be able to grow in different ways and to take what you can from this life is a very cool thing.

――What is something that you never want to lose in your life?

Mykki: I think my capacity to forgive. I think forgiveness is a very powerful energy. If you do not forgive, you slowly ruin your own life. Being unforgiving creates blockages in your body and emotions. If you are blocked you are unable to heal. What a lot of human beings don’t realise is that as mammals we are the only beings that are like us. We are mammals, we are animals, we do have a connection to nature and I think we have a responsibility to take care of ourselves the same way we take care of animals or the planet. Taking care of ourselves means being psychologically healthy and determines you are physically healthy and you are not creating these blocks in your body or your life. Forgiveness has a way of clearing out like taking a shower. Most people don’t go for two or three weeks without taking a shower. When I talk about forgiveness, I also mean the everyday small forgiveness. Those are so important and it’s like spiritually showering yourself, cleaning out your emotions and making room to love more to experience positive emotions in life.

――Thank you so much. Wish you all the best for your tour rehearsals.

Mykki: Thank you

text Mari Kojima(https://www.instagram.com/bubbacosima/）