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デニムが紡ぐアート展「SETO INLAND LINK」にて津野青嵐と八木華による初の合同展が実現

NeoL / 2023年9月7日 20時30分

デニムが紡ぐアート展「SETO INLAND LINK」にて津野青嵐と八木華による初の合同展が実現



デニムの街、ジーニスト(ジーンズ愛好家)の聖地として知られる児島(岡山県倉敷市)に所在する癒toRi18株式会社は、高品質で多彩なデニム加工技術で国内外の高い評価を受けている。その癒toRi18株式会社とSETO INLAND LINK実行委員会は、デニムにまつわるアート作品を展示した展覧会「SETO INLAND LINK(セト インランド リンク)」を2023年10月7日(土) ~ 9日(月・祝)に岡山県倉敷市美観地区にて開催。


SETO INLAND LINKのコンセプトは『“デニム”が紡ぐ多様な個性』。着用者が使い込むことでそれぞれ違った風合いや表情を生み出し、その色濃く反映される個性を「味わい」として歓迎してきたデニム。そのユニークな素材を使って、世界で注目されているアーティストやクリエイター、デニム職人、岡山県内の専門学生、放課後等デイサービスに通う小学生児童等が参加し作品を発表する。多様な個性を活かした作品は、美観地区内にある3つの会場(児島虎次郎記念館、旅館くらしき、倉敷物語館)に展示予定。作品制作に使用される素材は、癒toRi18を含む児島に拠点を構える3社のデニム製造関連会社が保有する、商品製造の際に発生する残反を主に活用する。 
 また、近年取引価格が急激に上昇し、投資対象としても注目されているヴィンテージデニム。今回、会場には1着500万円を超える商品を含む、総額1500万円以上のヴィンテージデニムも展示される予定。




様々な切り口で盛りだくさんのコンテンツの中、「EXHIBITION-3」では、ともにファッション私塾「coconogacco(ここのがっこう)」で学び、国際的なファッションコンペティション International Talent Support(通称ITS[イッツ])での活躍で注目された津野青嵐(つのせいらん)と八木華(やぎはな)による、デニム素材を軸とした初の合同展が実現。






Courtesy of International Talent Support





Photo by Anne Yano


当事者研究の発祥地〈浦河べてるの家〉(精神障害当事者等の地域活動拠点)に勤務するなどケアの現場で研鑽をつみ、東京工業大学修士課程・伊藤亜紗研究室で学ぶ津野青嵐は、倉敷市の放課後等デイサービス〈パントーン・フューチャー・スクール〉で発達に遅れや不安のある子どもたちとともに、デニムと様々な画材を用いて服を制作し、制作風景を取り込んだインスタレーションを展示する。











江戸後期から明治期の民族衣「襤褸(ぼろ)」に触発され続ける八木華は、歴史的に存在しなかった赤い襤褸を制作。藍色、紺色など江戸時代には安価だったブルー系の染料ばかりが使われた襤褸を “現代の襤褸” として蘇らせるために、当時は高価だった赤い染料で染めた「デニムの端切れ」と「晴れ着の廃材」を使用。一点の大型作品の接ぎ合わされた裾が会場いっぱいに広がるダイナミックな展示となる。



その他、ヴィンテージデニムアドバイザー藤原裕が選定した総額1500万円を超えるヴィンテージデニムと、癒toRi18の職人達によりそれらを再現したリプロダクトデニムの展示。それぞれのヴィンテージデニムの特徴を再現する為のノウハウやテクニックも特別公開。
また、藤原と親交が深く、自身もヴィンテージデニムコレクターとしても知られる今市隆二(三代目 J SOUL BROTHERS)の所有するヴィンテージデニムも展示予定(会場:児島虎次郎記念館)。
韓国出身の男性ダンスヴォーカルグループ SUPERNOVA(超新星)のゴニルによる新作のエキシビションも(展示会場:旅館くらしき)。





Photo by Kohei Shikama


津野 ⻘嵐 | ツノ セイラン
1990年生まれ。看護大学を卒業後、精神科病院で約5年間勤務。病院勤務と並行して「coconogacco(ここのがっこう)」で学ぶ。2018年、欧州最大のファッションコンペティション“International Talent Support” にて日本人唯一のファイナリストに選出され、3Dペンで作った服が注目される。2019年10月より“当事者研究”発祥の地である北海道“浦河べてるの家”(精神障害当事者等の地域活動拠点)へ勤務。2021年10月より東京工業大学修士課程入学。伊藤亜紗教授の研究室で学びながら、「ファット」な身体との付き合い方を、衣服の共同制作を通して研究中。







八木 華 | ヤギ ハナ
1999年東京都生まれ。都立総合芸術高校卒業後、「 coconogacco(ここのがっこう) 」で学ぶ。2017年、新人ファッションデザイナーの登竜門・装苑賞ファイナリスト選出。2018年、第19回グラフィック「1_WALL」審査員奨励賞(保坂健二朗選)を受賞する。2019年、欧州最大のファッションコンペティション “International Talent Support”(通称ITS)ファッション部門のファイナリストに最年少19歳で選出。主な展覧会に「fragments」(2021年/art space traffic [東京・自由が丘])、「seam」(2021年/I SEE ALL[大阪・船場])など。


SETO INLAND LINK

会期:2023年10月7日(土)- 10月9日(月)

開場時間:9:30〜20:00(7日、8日)
     *最終日10月9日は19:00まで

会場:児島虎次郎記念館
   岡山県倉敷市本町3-1


   旅館くらしき
   岡山県倉敷市本町4-1


   倉敷物語館
   岡山県倉敷市阿知2-23-18


   *「EXHIBITION-3:社会の課題×アートの力」の展示会場は倉敷物語館


入場料:無料


主催:癒toRi18株式会社
共催:ARIKA株式会社、株式会社BerBerJin、美東有限会社、株式会社WHOVAL
後援:倉敷市
協力:旅館くらしき、中国デザイン専門学校、倉敷ファッションカレッジ、倉敷市立短期大学、株式会社アダストリア、パントーン・フューチャー・スクール

演出 / 制作:ourness

展示企画(EXHIBITION-3):亜洲中西屋(ASHU)

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https://www.neol.jp/art-2/

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