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身体性と偶発性。新井碧と吉見紫彩による二人展「茫洋/波打つリズム」

NeoL / 2023年12月11日 14時30分

身体性と偶発性。新井碧と吉見紫彩による二人展「茫洋/波打つリズム」

吉見紫彩、between the curtains #matinée、2023
Acrylic, pastel on canvas、W1120 × H1620 × D63mm
前期日程12月8日~16日展示





新井碧、Mass of choice #2、2023
Pencil, pastel, and oil on canvas、W910 × H727 × D50mm
前期日程12月8日~16日展示


GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEはこの度、新井碧と吉見紫彩による二人展、「茫洋/波打つリズム」が開催。
本展示は展示替えを挟み前期と後期で作品が発表される。
新井碧と吉見紫彩はともに身体性に強い関心を持っており、また制作の中で生まれる偶然性や即興性を取り入れながら作品を作り進めていくという共通点も挙げられる。


新井碧の作品にみられるエネルギッシュなブラッシュストロークや無限の空間を想起させる構図は、身体の有限性に基づいて描かれている。自身の体が記憶している動きによって、はたまた無意識的に導かれ画面に現れた筆跡やレイヤーからは、新井自身の記憶や鼓動が鮮明に読み取れる。新井の作品に対峙した鑑賞者は彼女が残した痕跡を追うことで、自身の有限性に気づくだろう。


吉見紫彩は神話や儀式、伝承、風習といった、抽象的な概念をテーマに作品制作を行う作家。ユヴァル・ノア・ハラリが「虚構の共有」と述べた、抽象概念を共有する人類の特殊性を参照しつつ、環境や身体も抽象概念を共有する道具と考え、それらの持つ偶然性や瞬発性に委ねたラインや色彩を重ね合わせて描いていく。本展示では歌舞伎の舞台装置やバレエの身体性をモチーフにした作品を展開していく。


新井と吉見の二人に見て取れる身体性と偶然性、その二つの交錯を前期・後期の両日程で体感してほしい。





新井碧、Silhouette #landscape 3、2023 
Pastel, acrylic on canvas、W1940 × H1303 × D55mm
後期日程12月18日~23日展示





吉見紫彩、Between the curtains #2、2023
Pastel, acrylic on canvas、W1000 × H1000 × D63mm
後期日程12月18日~23日展示


展覧会名: 茫洋/波打つリズム
出展作家: 新井碧、吉見紫彩
会期: 2023年12月8日(金)~12月23日(土)
   〈前期〉 12月8日(金)~12月16日(土)
   〈後期〉 12月18日(月)~12月23日 (土)
休廊日: 12月17日(日) 展示替えのため休廊
時間: 11:00 - 19:00 (最終日17:00まで)
会場: Gallery Hayashi
住所: 東京都中央区銀座7-7-16
主催: GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE
https://g-hayashi-artbridge.com/events/茫洋%EF%BC%8F波打つリズム/

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https://www.neol.jp/art-2/

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