様々なカルチャーがクロスオーバーする熱量に満ちた瞬間 INI「The pre-event of INI POP-UP STORE “MATCH UP”」
NeoL / 2024年2月14日 21時30分
自身初のドーム公演にして2DAYSにわたり行われる京セラドームでのライブを10日後に控えるなか、本日2月14日にリリースされたINIの2ndアルバム『MATCH UP』。本作のリリースを記念して、原宿竹下通りにあるUNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKUをジャックするPOP-UP STOREが2月14日~2月25日まで開催されている。フォトスポットやメンバー衣装の展示など「最強のChemistryを持つ、君と僕のMATCH UP」というアルバムのコンセプトを立体的に体感できる内容になっている。
そして、前日の2月13日にはこのPOP-UPのINIに関わりのある方々を招いた完全招待制レセプションとして、メンバーの西洸人がロングセットのDJプレイを見せたパーティー「The pre-event of INI POP-UP STORE“MATCH UP” 2024.2.13@ UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU」が開催された。DJブースが設置されたUNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU のB1フロアには西とオカモトレイジのDJプレイを目撃すべく多くの招待客が集結。その中にはINIのメンバー全員やダンサーの面々、レイジが仲間と主宰するDJイベントやエキシビションマッチ「YAGI」クルーの姿もあり、様々なカルチャーがクロスオーバーするような熱量に満ちていた。
全12曲から編まれているINIの2ndアルバム『MATCH UP』は、4thシングル「FANFARE」収録の3曲と5thシングル「HANA_花」収録の3曲がM7~M12に配置され、M1「LEGIT」からM6「Ferris Wheel」はすべて新曲という構成になっている。ヒップホップをベースにした多様なアプローチで、カラフルなポップネスとアグレッシブなグルーヴが絶妙なバランスで融合している新曲群の作詞にはINIメンバーも参加。アルバムのオープニングを飾る、80年代後半から90年代初頭に勃興したウェッサイを現行のヒップホップのフィーリングで昇華したようなビートが印象的なM1「LEGIT」のリリックは、この日の主役である西の名前がクレジットされている。
パーティーの合間に、レイジは本作の印象的なポイントと西の魅力についてこのように語ってくれた。
「新録のアルバム曲はヒップホップに振り切っているイメージがあって、それは海外に対する意識もあると思うし、この方向性が今のINIのモードなのかなと思いましたね。作詞も含めてここからどんどんメンバーのパーソナル部分がクローズアップされていくのかなと思います。
西くんとは数年前にCreative Drug Storeのイベントで知り合って友だちになったんです。彼がいろんなカルチャーに好奇心を持っていて、積極的に触れている人なんだなってすぐにわかりました。西くんの探究心にはいつも驚かされます。ものすごく忙しいはずなのに時間を見つけては連絡をくれて、俺も含めていろんな人の話を聞きながらDJやビートメイク、ラップを学んで実践していて。西くんはもともとスキルの高いダンサーでもあるから、彼が今後自分でどういうビートを作っていくのか俺もすごく気になってるんですよね。カッコいいダンサーが作るビートって絶対に面白いはずだから。今日みたいに長尺のDJをやるのも初めての経験だと思うんですけど、これからが楽しみなことばかりだなと思うし、今後も何かできることがあれば惜しみなくサポートしたいと思わせてくれる人です」
場面をフロアに戻そう。
パーティーのオープンとともにブースに立ったレイジは、インダストリアルでドープなビートに乗せたポエトリーリーディングを皮切りに、くるりや藤井風、flex lifeのアーバンポップ、『MATCH UP』収録の「Dirty Shoes Swag」、はたまた謎めいたアイドルソングからExile Di Braveのオルタナティブなダンスホールレゲエなど、一見無軌道なセレクトを大胆かつスキルフルにミックス。のはらしんのすけの「パカッポでGO!」で西へバトンタッチした。
トラヴィス・スコット「HYAENA」からスタートした西はINIの「Dramatic」や「LEGIT」、G-DRAGON「BULLSHIT」、OWV「Roar」などをダイナミックにミックスし、Breaking Beattz & Kzn「Guud Gurls」とサム・スミス&キム・ペトラス「Unholy(Disclosure Remix)」を巧妙にマッシュアップするなど、これが初めての本格的なDJプレイとは思えないほどの手つきを見せた。あるいはK-POPや日本語ラップも織り交ぜたそのプレイから垣間見られたのは、彼のダンサーとして培ったグルーヴであり、クラブミュージック/ビートミュージックに対する探究心であり、そしてINIという自身のグループへの誇りでもあった。
ラストは西とレイジのB2Bによる2時間強のロングセット。2人がフロアの熱気をじっくりと右肩上がりに上昇させていくなか、レイジがYAGI YOYO TEAMをフロアの前線に招き、彼らが超絶技巧のヨーヨープレイを見せると、ダンサーも縦横無尽のパフォーマンスで呼応、オーディエンスを大いに盛り上げる場面もあった。
ラスト、2人はTWS「plot twist」、EXO「Tempo」、XG「NEW DANCE」と繋ぎ、西が「初めての試みでしたけど、最高に楽しかったです。ありがとうございました!」と最後までフロアで踊ったオーディエンスたちに感謝の意を伝えると、名残惜しさを帯びながらラストナンバーにINI「INItialize」をチョイス。こうして、西洸人とオカモトレイジがINIの2ndアルバム『MATCH UP』のリリースに華を添える特別なパーティーは閉じた。
The pre-event of INI POP-UP STORE “MATCH UP” 2024.2.13 @ UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU
INI POP-UP STORE“MATCH UP”
【日時】2024 年2月14日(火)〜2月25日(日)
【会場】〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 1-20-6 UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU
INI『MATCH UP』
2月14日(火)リリース
(LAPONE Entertainment)
https://ini-official.com/feature/matchup
photography Reki Matsumura
text Shoichi Miyake(https://twitter.com/miyakeshoichi)
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外部リンク
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様々なカルチャーがクロスオーバーする熱量に満ちた瞬間
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