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防災意識の向上を目的とするシブヤ・アロープロジェクトがリニューアル。第一弾はアーティストBarry McGeeとのコラボ

NeoL / 2024年3月6日 20時0分

防災意識の向上を目的とするシブヤ・アロープロジェクトがリニューアル。第一弾はアーティストBarry McGeeとのコラボ

※壁画完成イメージ
© Barry McGee
 
シブヤ・アロープロジェクトが、2024年からより広く企画主旨を伝えるべくリニューアル。第一弾として、世界的に評価の高い現代アーティストBarry McGeeによる壁画を公開。この度Barryが制作した幅16m高さ3.5mの大型壁画はJR(東日本旅客鉄道株式会社)協力のもと、3月6日より渋谷区東3丁目にある庚申道架道橋にて公開される。
 
シブヤ・アロープロジェクトは、災害時に来街者が一時的に退避できる安全な場所として定められた一時退避場所と避難経路を来街者や区民の方々に周知する目的のもと、2017年に渋谷区によって発足された。
近年益々首都圏での災害にも警戒が高まる中、もし首都直下地震等の大規模な災害が発生した場合、首都圏のほとんどの公共交通機関が運行を停止するため、渋谷区では約23万人の帰宅困難者が発生すると想定されており、災害発生時の多くの来街者の方への帰宅困難者対策が喫緊の課題となっている。シブヤ・アロープロジェクトは「一時退避場所」の位置を、アートを通じて情報発信し、平時からの防災意識の向上や災害への備えを啓発することを活動目的としているのだ。
 



 



© Barry McGee
 
Barryは自身の特徴的なスタイルを生かしたジオメトリックなグラフィックとポートレイトのドローイングを織り交ぜた作品を制作し、本作品パートナーであるAmaze(アメイズ)はそれに呼応する、カリフォルニアでBarryと共に体験してきたカルチャーを表した作品を制作した。
 
今後、シブヤ・アロープロジェクトでは様々なジャンルに渡る国内外の優れたアーティストとのコラボレーションを計画しており、アートによって街の景観を豊かにしていくと同時に、一時退避場所の周知、そして防災意識の向上に繋がる情報発信をしていく予定。
また、壁画からの最寄りの災害時一時退避場所は恵比寿ガーデンプレイスとなっている。詳しくは公式ウェブサイトのマップページにも記載がされているのでぜひ一読してみてほしい。
 
About ARTIST
 
Barry McGee (バリー・マッギー)
バリー・マッギー(1966 年サンフランシスコ生まれ)
 



photo: Matt Hawthorne
 
カリフォルニア州ベイエリアのアーティストの中では近年最も国際的に知られ影響力を持つ現代アーティスト。サンフランシスコで育ち、サンフランシスコ・アート・インスティテュート(1991 年卒)にて絵画と版画を学び、サンフランシスコ近代美術館やボストン現代美術館、ヴェネチア・ビエンナーレ、プラダ財団など世界各地で作品を展示して来た。ストリート・アートやグラフィティ・カルチャーをギャラリーや美術館という環境の中で紹介したパイオニアとして知られる。アメリカの民芸芸術、メキシコの壁画、サーフカルチャーなど、幅広い影響を取り入れたマッギーの作品は、都市生活の多様性を称え、社会の末端に存在する人物を描くことで、消費主義文化や商業主義主導の社会への警鐘を鳴らしている。
 
シブヤ・アロープロジェクト公式ウェブサイト:www.shibuya-arrow.com
壁画公開期間:2024年3月7日より(公開期限なし)
アーティスト:Barry McGee / Amaze Cooperated with Scooters For Peace / Courtesy of Perrotin Tokyo
壁画住所:東京都渋谷区東3 丁目 庚申道架道橋(庚申橋西交差点脇)
壁画に最寄りの一時退避場所:恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区恵比寿4 丁目20 番)
プロジェクトに関する問い合わせ:渋谷アロープロジェクト実行委員会 info@shibuya-arrow.com

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