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少数民族出身という背景や日常生活をインスピレーションにした創作。CAF賞2022最優秀賞受賞者サリーナ・サッタポン個展開催

NeoL / 2024年3月19日 20時0分

少数民族出身という背景や日常生活をインスピレーションにした創作。CAF賞2022最優秀賞受賞者サリーナ・サッタポン個展開催

 
現代芸術振興財団はサリーナ・サッタポン個展『In the realm beyond spectrum』を開催。
サリーナ・サッタポンはタイの少数民族出身であるという個人的な背景や、日常生活をインスピレーションソースとして、これまでパフォーマンスアート、写真、ビデオ・アート、インスタレーションなど、さまざまな媒体で制作を続けている。

本展「In the realm beyond spectrum」は、ホワイトキューブとガラスの壁、6チャンネルのモキュメンタリ―映像で構成されたパフォーマンス空間を立ち上げ、観客と作品を接続する試みを行う。映像は、タイに住むサッタポンの叔母の人生譚から着想を得ており、それを日本の文脈に置き換えて描かれている。鑑賞者は作品の「内」と「外」の双方から作品を見聞きし、作品の一部となることで、その立場は鑑賞者から作品の構成者へと変化する。個々人と空間の、一見すると終わりのない関係性は、鑑賞者自らが持つ繋がりを再訪する手がかりとなる。
 

以下アーティストによるステイトメント
 
人、空間、そして時間は、パフォーマンス作品において不可欠な要素であり、それらは複雑に絡み合う。従来、パフォーマンス作品を創作する過程において、作家はこれらの要素一切をコントロールする立場にある。しかし、もしパフォーマンスを「行う人」がパフォーマーではなく、観客であったらどうなるだろうか?「鑑賞すること」が「創造すること」とイコールになったとしたら、無制御な要素を、どのように制御できるのだろうか?
本作「スペクトルの彼方で」は、ホワイトキューブとガラスの壁、6チャンネルのモキュメンタリ―映像で構成されたパフォーマンス空間を立ち上げ、観客と作品を接続する試みである。映像は、タイに住むサッタポンの叔母の人生譚から着想を得ており、それを日本の文脈に置き換えて描かれている。鑑賞者は作品の「内」と「外」の双方から作品を見聞きすることができ、作品の一部となることで、その立場は鑑賞者から作品の構成者へと変化する。個々人と空間の、一見すると終わりのない関係性は、鑑賞者ら自らが持つ繋がりを再訪する手がかりとなるだろう。
 
サリーナ・サッタポン

 



サリーナ・サッタポン|Sareena Sattapon

タイ出身1992年生まれ。バンコクのシラパコーン大学大学院修了後、現在は東京藝術大学グローバルアートプラクティス専攻の研究生として在籍、東京を拠点に活動をしている。
 



■会期:2024年3月23日(土)~5月25日(土)*日〜水、祝日休廊
■会場::現代芸術振興財団(東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル4階)
■開廊時間:会期中の木・金・土の12:00〜19:00
■オープニングレセプション:3月23日(土)17:00〜19:00
■主催:公益財団法人 現代芸術振興財団

https://gendai-art.org/caf/sareena/


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https://www.neol.jp/art-2/

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