それぞれ寂しさのなかで。 お互いに寄りかからず、でも一緒に歩いた、 忘れたくないソウルの冬。川島小鳥 臼田あさ美 『ソウルメイト』
NeoL / 2024年11月4日 17時0分
GALLERY MoMo 両国にて、10月26日(土)から11月24日(日)まで、川島小鳥と俳優・臼田あさ美とによって韓国・ソウルを舞台に撮影された写真集『ソウルメイト』の刊行に合わせた展覧会「ソウルメイト」が開催。
川島は、初期より主に人物とその周辺にある風景を撮影し続けている。『自分がその子を二項対立で撮っているというよりも、自分の意識が “ ぐるん ” って向こうにいっているというか。ひとつになるというと語弊があるけれど。』とインタビュー(IMA / 2019)で答えている通り、人や風景関係なく、被写体の持つ物語のようなもの引き出す。
本展覧会は、川島が2023年12月、翌年1月と3月、3度にわたって、臼田とそれぞれ寂しさのなかで。 お互いに寄りかからず、でも一緒に歩いた、 忘れたくないソウルの冬韓国・ソウルを旅して撮影した写真集『ソウルメイト』を基に構成されている。その時に臼田が抱えていた不安や期待を、川島は冬の澄んだ空気の中で柔らかく映し出した。臼田の内面が垣間見える表情から、彼女の存在がより身近に感じられると同時に、川島が捉えたソウルの街も、それに共鳴するかのように情緒的に映し出される。
同時開催として、GALLERY MoMo Projects(六本木)では、10月26日(土)から11月23日(土・祝)まで川島小鳥の代表作『未来ちゃん』の新装版刊行に合わせた展覧会も行われている。2011年に刊行され、13万部を超える大ヒットを記録した『未来ちゃん』は、川島の友人の子どもが被写体となっている。その生命力に溢れる姿は、パリ、台湾をはじめ世界中で展示され多くの人々を魅了した。 また、『未来ちゃん』の制作時にヨーロッパ各地で撮影された夏の風景を収めた作品集『vocalise』も発刊。タイトルの「vocalise」(ヴォカリーズ)とは、母音だけで歌う歌唱法のことで、未来ちゃんが見る前の新鮮な世界が一冊に凝縮されている。 原点とも言える『未来ちゃん』と、川島と臼田の想いが共有され新たな試みとなった『ソウルメイト』。川島にとって、出発点とも言えるこの二つの作品による展覧会をお見逃しなく。
両 国
「ソウルメイト」
出展作家:川島小鳥(かわしま ことり)
会 期:2024年10月26日(土)- 11月24日(日)
営業時間:11:00 - 19:00
月曜・火曜休み ※通常と休廊日が異なりますのでご注意ください。
会 場:ギャラリーモモ両国
〒 130-0014 東京都墨田区亀沢1-7-15
TEL 03-3621-6813 FAX 03-3621-6814
Mail : info@gallery-momo.com
六本木
「未来ちゃん」
出展作家:川島小鳥(かわしま ことり)
会期:2024年10月26日(土)- 11月23日(土・祝)
営業時間:12:00 - 19:00
日曜・月曜休み
会 場:ギャラリーモモプロジェクト(六本木)
〒 106-0032 東京都港区六本木 6-2-6 サンビル第3 2F
TEL 03-3405-4339
Mail : info@gallery-momo.com
写真集 『ソウルメイト』
著者:川島小鳥 臼田あさ美 寄稿:カネコアヤノ
装丁:米山菜津子
発行:YYY PRESS
価格:本体3000円+税
旅先で、いつもの日常から切り離された場所をあてどもなく歩くとき、私たちはそこに何を見てきただろう。
臼田あさ美と川島小鳥によって韓国・ソウルを舞台に撮影された写真集「ソウルメイト」がYYY PRESSより刊行。
ふたりのフォト・セッションは2023年12月/2024年1月/3月の3回にわたり、冬のソウルの澄んだ空気のもと行われた。ターニングポイントともなりうる時期を目前にした臼田あさ美が抱える不安や期待、諦念や覚悟のようなものが、同 くキャリアの転換期を迎えつつある同志、写真家・川島小鳥の透徹な眼差しによって、柔らかく写しだされている。ふたりが敬愛するシンガーソングライター・カネコアヤノによる散文とともに綴じられた一冊。
川島小鳥 (かわしま・ことり)
1980年生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な写真集に「BABY BABY」(2007)、「未来ちゃん」 (2011)、「明星」(2014)、谷川俊太郎との共著「おやすみ神たち」(2014)、小橋陽介との共著「飛びます」 (2019)、「おはようもしもしあいしてる」(2020)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。
公式サイト:http://kawashimakotori.com/
臼田あさ美 (うすだ・あさみ)
主な出演作に、映画「色即ぜねれいしょん」(2009)、「南瓜とマヨネーズ」(2017)、映画「架空OL日記」 (2020)、「私をくいとめて」(2020)、「雑魚どもよ、大志を抱け!」(2022)、ドラマ「ブラッシュアップライフ」 (日本テレビ)、「柚木さんちの四兄弟」(NHK)、などがある。映画「愚行録」(2017)の出演にて第39回ヨコ ハマ映画祭助演女優賞を受賞。
公式サイト:https://usudaasami.com/
関連記事のまとめはこちら
https://www.neol.jp/art-2/
外部リンク
- それぞれ寂しさのなかで。 お互いに寄りかからず、でも一緒に歩いた、 忘れたくないソウルの冬。川島小鳥 臼田あさ美 『ソウルメイト』
- 作品展示、ライブパフォーマンス、映画上映など多彩なプログラム。領域横断的アートフェスティバル『水平都市 2024 (FLATLINE CITY)』第二回が開催
- Oasisをモチーフに、写真家Jill Furmanowskyとコラージュアーティスト河村康輔による企画展「Oasis Origin + Reconstruction」開催
- 「中身が空っぽ」と批判されてきた女性の表現を「がらんどう」の構造を持つ作品から考える。池田ひとみ、田代葵、中村洋子による展覧会「Empty Inside」
- 日常の中に隠された魔術を再発見する。シャネル・ネクサス・ホールにて、ビアンカ ボンディ、小林椋、丹羽海子による「Everyday Enchantment 日常の再魔術化」開催
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