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アンダーワールド、最新作完成。 6年振りとなる最新アルバム 『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』 リリース決定!

NeoL / 2015年11月24日 18時0分

アンダーワールド、最新作完成。 6年振りとなる最新アルバム 『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』 リリース決定!

アンダーワールド、最新作完成。 6年振りとなる最新アルバム 『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』 リリース決定!

アンダーワールドが、その創造的再生を象徴する最新作『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー(Barbara Barbara, we face a shining future)』の完成を発表した。オリジナル・アルバムとしては7作目となり、2010年の『バーキング(Barking)』以来、6年振りの新作となる。アートワークは、世界的デザイン・コレクティヴTOMATOが手がけている。
 
『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』は、日本盤限定のボーナストラックを追加収録し、3月16日(水)に日本先行でリリース。また日本盤限定のスペシャル・フォーマットとして、TOMATOデザインによるTシャツ付セットが限定数販売される。



 

『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』は、アンダーワールドの創造的再生の象徴である。彼らの7枚目のアルバム(2010年の『バーキング』以来、2人のアルバムとしては初。ロンドンオリンピック開会式以来の新譜)は、偶然と制御された混沌とが融合した奇跡の一枚だ。カール・ハイドとリック・スミスが生み出したこの最高傑作は、2015年の春に2人が実行した厳しい作曲プロセスの賜物である。35年間制作を共にしたのち、この新たなプロセスに挑んだアンダーワールドは、徹底的な変革を遂げることとなった。

 

リック・スミス

「2人で特定のルールのもとでゲームしようと思った。その日、スタジオに入ったら、新しい音楽をその日の間だけ作る。次回は、また新しい音楽。そのやり方が定着するまでに何週間もかからなかった。僕たちはそうやって作業を進めたんだ。物事の本質に目を向けることができ、考えすぎてその本質を駄目にすることのないやり方だと思った。瞬時にお互いの反応を確認でき、そこで生まれたアイデアはとても純粋なものだった。」

 

カール・ハイド

「リックの姿勢は『身一つで臨め』だった。僕の姿勢は『先入観なしで臨め』だった。僕たちの間にあったその姿勢こそが最も大切だった。その日中に、素晴らしい芸術作品を完成させようという意識はなかった。『毎日新しい何かをレコーディングする。見直すのはやめ、レコーディングを続けよう。』が合言葉だった。 探究心、そしてプレッシャーを感じることなく前進している感覚が常にあった。2人で集まって、互いに火花を散らしたら、どんなことが起きるかとにかくやってみよう、という感じでね。」

 

作曲の際、リックとカールは一度限りのセッションで30ほどの異なるアイデアを練った。さらに探求する価値があると思われたトラックは、2人で行う作曲セッションとは別のところで、リック(とのちに共同プロデューサーであるハイ・コントラスト)が発展させていった。このセッションは、アンダーワールドに長年失われていたものをリックとカールに再び与えてくれた。つまり、互いの頭を突き合わせて、様々な作業方法を試し、実験するという正真正銘のコラボレーションの過程である。

 

リック・スミス

「カールとこうやって作曲したことは一度もなかった。僕たちがどんなメンバー構成だったときも、特定のルールに従ってアルバム一枚を完成させたことはない。僕たちにとっては新境地だが、決して過激なアイデアというわけではない。あのスタジオの一室では、人との触れ合いが全てだった。

 

カール・ハイド

「仕事に向かうときは、完全にオープンな気持ちで臨んだ。僕たち2人が集ったとき、スタジオの中に僕ら以外の何かがあると信じて。そして毎回、その何かは存在していた。」

 

『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』が、自らに課した制限や、間近な空間でアイデアを探求していった成果であるならば、その方法は、確かに自然発生的な、熱狂的エネルギー(=スタジオに存在した別の何か)を生み出す手助けをしたようだ。そういったものは普通、駆け出しのバンドの活動初期に発生するような何かで、音楽制作35年周年を迎えるバンドが持つものではない。

 

そのエネルギーは、「I Exhale」の超確固たるパーカッションの上に広がる過激な呪文の中に満ち溢れている。異世界のコロニーに建てられたテクノクラブのために作られたような「Low Burn」の祝祭的な音に、そのエネルギーは宿っている。またそのエネルギーは、「If Rah」の鈍く容赦ない地響きの中に、「Motorhome」の歪んだ瞑想的ハーモニーに、「Nylon Strung」の讃美歌のような幸せに満ちた鼓動の中に存在する。

 

リックとカールの間に走った電流が具現化されたことに加え、 アンダーワールドの再活性に貢献したのは、彼らの名盤『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』が、2014年に20周年を記念して再発売されたことや、それに続くライブ公演である。(これは、アンダーワールド史上最速で売れたライブであり、カール曰く「キャリア史上最も楽しめたツアー」だった。)

 

リック・スミス

「『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』をライブという形で再訪することは、僕とカールが一緒に前進するために重要なことだった。アルバムのトラックに手を加えること、トラックに敬意を表すように手を加えていくのは難しい作業だったけれど、とてもやりがいがあった。その作業はほとんどカールに課せられた。カールは、『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』に何か過激な変化を加え、それをライブにしなければいけなかった。神の恵みもあり、彼はそれを成し遂げた。それが、僕たちが先へ進んで行くことを可能にした鍵になったと思う。」

 

カール・ハイド

「『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』のライブ公演中は、初期の記憶の特に強い部分を思い起こさせてくれた。ラムフォードにあるリックの部屋でジャムしながらアイデアを出し合っていた頃をね。アイデアは「Mmm Skyscraper… I Love You」や「Dirty Epic」、「Dark & Long 」へと進化していった。僕の作曲に対する考え方やパフォーマンスに対する考え方など、すべてを変えたのは「Dirty Epic」だった。僕が音楽面でフラフラと浮遊し始めると、今でもこの曲が脳をリセットしてくれる。リマインダー的な曲なんだ。このアルバムには、僕らには辿る道などないのだという考えが映し出されている。僕らは再び未開拓の地に降り立った、ということだ。」

 

『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』の第1回目のレコーディングセッションは2014年8月に行われている。13ヶ月後、アルバムはまとめられマスタリングされた。それはリックとカールのキャリア史上、初めてのことであった。

 

カール・ハイド

「アンダーワールドのアルバムは制作を始めてから完成するまでに、毎回、平均して3年くらいかかっていたと思う。こんなことは今までになかった。今までのアルバムは、作品ごとに、非常に精神的・身体的に疲労衰弱させられるものだったから、完成後はしばらくの間、アルバムのことを考えたくないという気分になりがちだった。今回のアルバムでは、2人とも『次は、いつスタジオに戻って続きができるだろう?』という気持ちを抱いているんだ。」

 

1日1曲。彼らの最高傑作。アンダーワールドは生まれ変わった。そして、輝かしい未来へと前進する。

 


Barbara_Cover_Web


Labels: Smith Hyde Productions / Beat Records
artist: UNDERWORLD
title: Barbara Barbara, we face a shining future

アンダーワールド『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイ ス・ア・シャイニング・フューチャー』

release date: 2016/03/16 WED ON SALE
price: ¥2,450+tax


 

amazon
通常盤CD: http://www.amazon.co.jp/dp/B018FTE6WA
CD+Tシャツ(Sサイズ): http://www.amazon.co.jp/dp/B0188RUYAM
CD+Tシャツ(Mサイズ): http://www.amazon.co.jp/dp/B0188S041K
CD+Tシャツ(Lサイズ): http://www.amazon.co.jp/dp/B0188S5F32
CD+Tシャツ(XLサイズ): http://www.amazon.co.jp/dp/B0188SM58A

 

TOWER RECORDS
通常盤CD: http://tower.jp/item/4146387
CD+Tシャツ(Sサイズ): http://tower.jp/item/4146396
CD+Tシャツ(Mサイズ): http://tower.jp/item/4146401
CD+Tシャツ(Lサイズ): http://tower.jp/item/4146404
CD+Tシャツ(XLサイズ): http://tower.jp/item/4146410

 

beatkart
通常盤CD: http://shop.beatink.com/shopdetail/000000001982/
CD+Tシャツ: http://shop.beatink.com/shopdetail/000000001983/

Tracklisting

1. I Exhale /2. If Rah/3. Low Burn/4. Santiago Cuatro/5. Motorhome/6. Ova Nova/7. Nylon Strung/8. Twenty Three Blue *Bonus Track for Japan

 

 

アンダーワールド

略歴

 

カール・ハイドとリック・スミスから成るアンダーワールドは 、世界で最も 影響力のある草分け的エレクトロニック・グループの1つとして20年以上活躍してきた。その20年間で、アンダーワールドの音楽は、ダンスフロアを超越し、90年代を代表するアイコン的映画(トレインスポッティング)から、2012年ロンドンオリンピックの開会式(彼らは音楽監督として抜擢された)まで、ありとあらゆるものに起用されてきた。

 

リックとカールは80年代初期にカーディフで出会う。そこから10年間、クラウトロックのゴッドファーザー、コニー・プランクとスタジオで作業したり、バンド「フルール」としてヒット曲を出すなどの音楽活動を行う。アンダーワールドの初期バージョン(通常、Mk 1と呼ばれている期間)が解散すると、リックはエセックスのラムフォードへ移り、自宅の空き部屋にスタジオを作った。スミスが、地元の有望なDJ、ダレン・エマーソンと出会うと、新しいアンダーワールドが誕生した。エマーソンのDJセットをロンドンのクラブで度々聴いたリックは、そこから大きな影響を受け、当時イギリスでまだ生まれたばかりのダンスミュージック・シーンのサウンドにインスピレーションを得て作曲するようになった。

 

レモン・インターラプト名義でシングルを数枚リリースしたのち、生まれ変わったアンダーワールドは、未来の青写真となる13分間の長編トラック「Mmm Skyscraper… I Love You」をリリース。当時の(あるいはそれ以降を含めた)エレクトロニック・ミュージックのレコードとは全く違う響きを持つ 1992年のシングルは、幻覚を誘発しそうなカールのモノローグが、容赦なくうねり続けるリズムトラックにぴったりとはまっていた。 アンダーワールドはバンドのようでありながら、その演奏はバンドを超えた異世界のものだった。続いて発表されたアルバム、傑作と大絶賛された1994年の『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』は 、人と機械をシームレスに融和させ、当時のMOJO誌の言葉を借りれば「ダンスミュージックだが、他のどんなダンスミュージックとも全く異なっている」ものだった。

 

『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』リリース後の数ヶ月で、アンダーワールドは圧倒的なライブの評判を築き上げた。ライブは、曲を新しい方向へ進化させ、その夜の雰囲気に合うようアレンジされる交流の場となった。形式にとらわれないアンダーワールドのライブは、同世代のグループの、 構成が比較的明確な演奏方法とは一線を画するものだった。

 

1996年初めにリリースされたアンダーワールドのセカンドアルバム『弐番目のタフガキ』では、自らを未知の領域へと追いやり、イギリス史上最高のエレクトロニックアルバムの1枚と議論の余地なく言えるような作品を誕生させた。8曲のトラックは、テクノ、ドラムンベース、ミニマル、アンビエントミュージックを経由し、ユニークとしか言いようのない音の旅路を紡ぎ出した。このアルバムで、メディアはアンダーワールドに、国宝に近いステータスを与えている。(「ペットショップボーイズ、ニューオーダー、そしてピンク・フロイドさえとも並ぶイギリスのバンド。たとえアシッド・ハウスが残したものが唯一アンダーワールドであったとしても、そこに十分な正当性を感じるに違いない。」ザ・フェイス誌)

 

『弐番目のタフガキ』のリリースは、アーヴィン・ウェルシュの原作を映画化して大成功を収めたダニー・ボイルの『トレインスポッティング』と時期が重なっていた。映画のラストシーンには、1995年にシングルのBサイドとしてリリースされた「Born Slippy: NUXX」が起用された。映画が成功を収め、96年の夏に曲が再リリースされる頃には、「Born Slippy: NUXX」 は大ヒット・アンセムとなる。UKシングル・チャートの2位にランクインし、イギリスで100万枚以上のセールスを記録した。

 

アンダーワールドの3枚目のアルバム、1999年の『ボクー・フィッシュ』でも再び賞賛を得る。−−「ものすごく長いアルバムでも、聴いていて、この音楽がずっと続いてくれたらいいのにと思う稀な瞬間がある。これは、それを強く感じさせてくれる1枚だ 。」雑誌NME−− 現在までに『ボクー・フィッシュ』は、グループ史上最高の販売枚数を記録。アルバムが多方面で成功を収めると、アンダーワールドは世界中のフェスティバルでメインステージを任されることになり、世界で最も知名度のあるエレクトロニック・グループとなっていった。その頃のフェスティバルでの公演の多くは、当時まだ珍しかったDVDフォーマットでリリースされたライブ作品『エヴリシング、エヴリシング』に収められている。

 

 

『ボクー・フィッシュ』のツアー終了後まもなく、ダレン・エマーソンはソロプロジェクトを追求すべくグループを脱退。2人組として活動を続けたリックとカールは、次のアルバム『ア・ハンドレッド・デイズ・オフ』を2002年にリリース。先行シングル「Two Months Off」は、ラジオ、クラブともに大ヒットした。(「アンダーワールドの名盤。美しく不可解な出来事…彼らはそれ以外生み出さない。」アンカット誌)

 

2006年、アンダーワールドはインターネットと直接販売の新たな可能性を探索し始め、『リバーラン』のシリーズをリリース。常に革新者である彼らは、デジタル配信のみで音楽をリリースした最初のメジャー・アーティストの1つだった。『リバーラン』のリリース(『ラブリー・ブロークン・シング』『ピザ・フォー・エッグズ』『アイム・ア・ビッグ・シスター・アンド・アイム・ア・ガール・アンド・アイム・ア・プリンセス・アンド・ディス・イズ・マイ・ホース』)は、新しい音楽と自由形式なシングル曲のコンピレーションが合わさったもので、2007年の『オブリヴィオン・ウィズ・ベルズ』(「効き目が切れたドラッグというよりむしろ、10年経ってもまだ続いているパーティのサウンド」NME誌)の実験的性質を方向づける作品となった。

 

ダニー・ボイルの『サンシャイン2057』、そして、アンソニー・ミンゲラの『こわれゆく世界の中で』の映画音楽を担当した期間を得て、リックとカールは2010年『バーキング』を発表。(「押し進むようなアンダーワールドのクラシカルなサウンドと、彼らのキャリア以降に多く誕生した技術やテクスチャが調和的に融合している」Resident Advisor)本作で2人は、同年代のプロデューサー(マーク・ナイト、ハイ・コントラスト、ダブファイアー、ポール・ヴァン・ダイクなどを含む)何人かを厳選し、彼らと共同作業を行った。その中の多くは、キャリア初期にアンダーワールドに多大な影響を受けていた。

 

『バーキング』がリリースされて間もなく、アンダーワールドは、2012年ロンドンオリンピック大会開会式の音楽監督に就任する。ダニー・ボイルが芸術監督を務め「驚異の島々」と題された開会式は、 世界全体で9億人の視聴者を記録し、イギリス国内でも 2700万人の視聴者を記録した。同年、アンダーワールドはQ誌のイノヴェーション・イン・サウンド・アワードを受賞した。

 

2014年の秋、アンダーワールドは『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』の20周年を記念して、作品のデラックス・エディションをリリース。(「ストーン・ローゼズのデビュー・アルバム以来の最重要アルバムとして当時称賛された『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』は、20年経った今でも、変わらず唯一無二で真に迫ってくる。本作はまるで、深夜に都市が独りつぶやいているように聴こえる」ガーディアン誌、「革命的なアルバム」The Quietus)ロンドンを代表するロイヤル・フェスティバル・ホールにて、アルバムを通しで演奏する1度限りの公演はほんの数秒で売り切れとなった。

 

『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』のリイシュー(2015年には『弐番目のタフガキ』のデラックス・エディションもリリースされている )とそれに続いた世界ツアーは、2016年のアンダーワールドの7枚目のアルバム『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』誕生の背景となった。厳密なレコーディング・プロセスの成果となった新作では、アンダーワールドの創造的再生が披露され、自然発生と狂乱を最高峰まで極めたアンダーワールドのすべてが凝縮されている。


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http://www.neol.jp/culture/

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