Maki Taguchi “Escape” Vol.01 / Mallorca（spain）後編

マヨルカ島は、ラテン語で「おおきな島」という意味。実際、バレアレス諸島の中では、一番大きな島で、海沿いのビーチも素敵だけど、オリーブとレモンの畑が広がる山の中の町があったりして遊びに行きたいところはたくさんある。



 

マヨルカ島の主都のパルマ・デ・マヨルカから、山岳鉄道に乗って、別の町まで山を越えていくことが出来る。





たった２両の小さくて可愛い木製の電車。





 

 





山を越えるとー





別の入り江の町に着いたよ。

この後ろ姿にサングラスの運転手さんは、終始口笛を吹いててご機嫌な車掌さんでした。





パルマから2時間くらいの「ポルト・デ・ソイェール」という、小さな入り江を囲むような形の小さな町です。

夕暮れには、2人組の女の子が、手を繋いで海の中に入って行きました。





2人がずっとずっと仲良しで、この海で一緒に遊んだことを大人になっても覚えてるのかな？って思うととてもロマンチックな気持ちになりました。


海辺はいいなー。

海すきだなー。



マヨルカ島は、いろんなアーティストとの関わりのある島です。

あのショパンと、男装の女流作家ジョルジュ・サンドが、道ならぬ恋をして逃避行した島なんだとか。島でふたりはひと冬を過ごし、ショパンは‘前奏曲第15番の「雨だれ」’という曲など、いくつかの曲を作曲したみたい。

また、画家のミロが晩年を過ごした場所でもあって、いまもそのアトリエとお家が残されているというので、是非訪れたいなと思ってました。

 





ミロの生前のアトリエ。小高い丘の上にあって、とても素敵な建築だった。

アトリエと自宅の敷地内には、ミロ美術館があって作品を見ることもできます。

 





美術館の入り口には、大きなプールみたいな池があって、カモメが休憩しにやってくるよ。

 





敷地内のお庭に、子供たちがたくさん遊びにきてました。

 










どんぐりを集める女の子。





 





 





 

 





ミロ画伯の絵。これは好きだった絵。

 





アトリエの中は、こんな感じ。

自然光がたくさん入る明るい部屋。楽しそうなものがいっぱい置いてありました。





 









マヨルカ島は、光と、きれいな空と海、植物もネコも人もキラキラしてるとっても素敵な島でした。

 

 

スペインまめ知識

①日本との時差はー８時間。サマータイム中はー７時間となる。

②日本からの直行便は2016年10月よりイベリア航空が成田～マドリッドに就航予定。現在はヨーロッパからマドリッドやバルセロナ行きの飛行機に乗り換えるのが一般的。フライトは乗り継ぎ時間込みで15～18時間ほど。

③観光目的の場合、滞在90日以内の場合はビザが不要。パスポートは３ヶ月以上の残存有効期限が必要。

※ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

Maki Taguchi

2007年よりフリーランスフォトグラファーとして女の子のポートレイトを中心に、雑誌やCDジャケット、グラビアなどのフィールドで活動を開始。また、女の子をテーマにした、書籍の出版企画やAPP開発、企業とのタイアップコンテンツ開発・コンセプトプランニングなど。雑誌『Numero TOKYO』にて、「21世紀少女」連載中。

http://non-grid.com/maki-taguchi/

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