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横山裕一、当時見向きもされなかった作品が放つ輝き

NeoL / 2017年3月5日 14時59分

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横山裕一、当時見向きもされなかった作品が放つ輝き



横山裕一の個展「絵の具芸」が開催中。本展は、横山が大学卒業後に描いた初期作品を中心に構成する回顧展だ。横山裕一は1967年宮崎県生まれ、1990年に武蔵野美術大学油科を卒業、95年より漫画家としてデビューし、これまで『ニュー土木』(イースト・プレス、2004年)、『トラベル』(イースト・プレス、2006年)、『NIWA』(イースト・プレス、2007年)、『ベビーブーム』(イースト・プレス、2009年)、『アウトドアー』(講談社、2009年)、『カラー土木』(Picturebox/NanzukaUnderground、2011年)など多数の漫画本を出版している。漫画のみならずそのカラフルなペインティングやドローイングを愛するファンは数多く、これまでに「横山裕一 ネオ漫画の全記録:わたしは時間を描いている」(2010年 川崎市民ミュージアム)、「これがそれだがふれてみよ」(兵庫県立美術館、2014)、「横山裕一×シュルレアリスム」(宮崎県立美術館、2014)、「横山裕一 <これをネオ壁画と呼ぶ> 集合する名士とけもの」( 京都国際マンガミュージアム、2015)、「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画 」(広島市現代美術館、2016)と多数の美術館における展覧会を開催するなど現代アートの文脈でも高い評価を受けている。
今回は、横山が大学卒業後の90年代初〜後半にかけて描いた板絵から構成。横山は当時これらの作品を描いては公募展に応募するも、落選が続く日々を過ごしていた。「一番安い素材だった」薄いベニア板に描かれているこれらの作品について横山は、先に行われた広島現代美術館での展覧会時に受けたインタビューで「絵画はもう終わりだと思い、かなり追い詰められていた。9回裏5点差くらいの感じ」と自虐的に回想しているが、25年の時を経た今、当時見向きもされなかった作品が放っている輝きに驚かされることだろう。
会期:2月18日〜4月1日
営業時間:11:00-19:00(日・月・祝祭日定休)
会場:NANZUKA [ ACCESS MAP ]
ナンヅカ
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F
電話:03-3400-0075
火曜〜土曜 / 11:00-19:00
月曜・日曜・祝祭日は定休

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http://www.neol.jp/art-2/

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