映画は”音”でもっと楽しめる!ーー作品の持つ“音”の世界や可能性を極限まで探求した映画祭
NeoL / 2017年3月15日 9時40分
映画は”音”でもっと楽しめる!ーー作品の持つ“音”の世界や可能性を極限まで探求した映画祭
映画は“音”で、もっと楽しめる!をコンセプトにした「丸の内ピカデリー爆音映画祭」が、2017年3月25日(土)〜4月7日(金)まで2週間、丸の内ピカデリー(東京・有楽町)にて開催。
映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、作品の持つ“音”の世界や可能性を極限まで探求、高品質な“音”を大音量で表現する映画祭だ。
「丸の内ピカデリー爆音映画祭」を、総合的にプロデュースするのは、04年から東京・吉祥寺バウスシアター、そして日本全国各地にて、音楽用のライヴ音響システムを使用しての数々の爆音上映を企画・上映し、まさに“爆音”という「新しい映画の楽しみ方」を創出した樋口泰人(boid代表)。映画愛に溢れ、繊細かつアーティスティックなプロデュースで定評のある樋口氏が、これぞ“爆音”で堪能してほしいと考える6本の名作を、新作・旧作織り交ぜ選出し、作品それぞれに適した音響調整を実施。まさに映画祭開催日同日から封切りとなる最新作『キングコング:髑髏島の巨神』では、“爆音”で響き渡るキングコングの雄たけび。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、エンジン音を“爆音”で轟かせ砂漠を爆走する戦車群。そして無限の宇宙を彷徨う『ゼロ・グラビティ』では、一体、樋口氏が無音の宇宙を“爆音”でどう表現するのか、それもこの映画祭の大きな見所である。迫力のあるシーンは、よりダイナミックに、緊張感のあるシーンは、よりきめ細やかになるよう、作品、シーンそれぞれに合わせ、繊細に音量・音圧を調整していくことで、これまでには決して体験することのできなかった新たな感動を創造する。
■ “丸の内ピカデリー爆音映画祭”
会場:丸の内ピカデリー3 (東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン新館5F TEL:03-3201-2881)
期間:2017年3月25日(土)~4月7日(金)
内容:最新作「キングコング:髑髏島の巨神」を含む、6本の名作を一挙上映 ※詳細は公式サイトにて
料金:各作品によって異なる ※詳細は公式サイトにて
企画:松竹マルチプレックスシアターズ、ローソンHMVエンタテイメント、メイジャー
公式サイト :marupicca-bakuon.com
特別協力:boid
■ “丸の内ピカデリー爆音映画祭”上映作品<全6作品>
『キングコング:髑髏島の巨神』 (118分)
『マッドマックス 怒りのデスロード』 (120分)
『マッドマックス 怒りのデスロード<ブラック&クローム>エディション』 (120分)
『ダークナイト』 (152分)
『ゼロ・グラビティ』(91分)
『パシフィック・リム』 (131分)
●“爆音上映”&“爆音映画祭”について
爆音上映&爆音映画祭
今はなき吉祥寺バウスシアターを拠点に、2004年に産声を上げた爆音上映とはライヴ用の音響システムを使い大音響の中で映画を見・聴く試み。その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見える。大音響でなければ聴こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映。その画期的な面白さが広がり、08年からは映画祭として始動。現在は全国の映画館、公共施設、ライブハウスなどにて爆音上映&爆音映画祭をboidで企画制作している。
<boid> http://www.boid-s.com/ <爆音映画祭> http://www.bakuon-bb.net/
■樋口 泰人 YASUHITO HIGUCHI
1957年山梨県生まれ。「キネマ旬報」「エスクァイア」「スイッチ」「スタジオボイス」などに批評やレビューを執筆。90年代は「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」の編集委員、その後編集長をへて、ビデオ、単行本、CDなどを製作・発売するレーベル「boid」を98年に設立した。04年から、東京・吉祥寺バウスシアターにて、音楽用のライヴ音響システムを使用しての爆音上映シリーズを企画・上映。08年より始まった「爆音映画祭」はバウスシアター閉館後も、全国的に展開中。著書に「映画は爆音でささやく」(boid)、「映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか」(青土社)、編書に「ロスト・イン・アメリカ」(デジタルハリウッド)、「恐怖の映画史」(黒沢清、篠崎誠著/青土社)などがある。boidとしては 2017年4月22日より、映画『PARKS パークス』(瀬田なつき監督、橋本愛主演)の公開を控えている。
関連記事のまとめはこちら
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