ヴィム・ヴェンダースも注目のアーティスト、ロバート・ボシシオの日本初個展が開催
NeoL / 2018年2月13日 18時1分
イタリア出身のアーティスト、ロバート・ボシシオの個展 “Paintings” が、104GALERIE(東京・池尻大橋)にて2018 年3 月23 日(金)より開催される。
ボシシオは、1963年イタリア北部トローデナに生まれ、現在はトローデナ、 クルジュ= ナポカ(ルーマニア)、ベルリン(ドイツ)の3都市のアトリエを拠点に活動。
その作品は世界的にも高い評価を得ており、映画監督のヴィム・ヴェンダースをはじめ、多くの観る者を惹きつけてきた。
「フェルメールにとってもそうであったようにロバートにとって見ることは最上の喜びにして神聖な行為というだけでなく
彼の芸術において最も真なる主題である。」
- ヴィム・ヴェンダース
(2010 年『Seeing is Believing…』より)
ロバート・ボシシオの絵は抽象画だろうか、具象画だろうか。観る者が思わずそんな問いを口にするのは、作品との距離 や、そこに当たる光や影など、環境によって大きく変化する表象を目の当たりにするからである。ある作品は近距離で 見ると曖昧な抽象画のように見える。しかし数歩下がって全体を捉えた時、そこにはイメージ全体の輪郭が現れる。このボシシオ作品独特の効果は、用いられるオイル、テンペラ、灰、砂、ワックス、石膏などが重なってできる複雑なテクスチャーの層が織りなすものである。また彼の深い思考はその制作過程にも反映されている。時には古典的とも言える手法で描かれた風景画や人物像の具象性、それが自身の持つ抽象性とせめぎ合い、独自の領域に昇華している。 その交錯の中に潜む美が彼の作品の最大の魅力となり、観るものを惹きつける。 ボシシオの近しい友人、そして良き理解者として20年来の交流がある映画監督のヴィム・ヴェンダースは、折に触れて 彼に寄せる詩やテキストを発表している。そこにはロバート・ボシシオの芸術に対する深い洞察と感動が込められている。
Robert Bosisio「Paintings」
2018年3月23日(金) – 5月20日(日)
12:00-20:00
休廊日:水曜日
会場1:104GALERIE (東京都目黒区青葉台3-22-1 目黒ハイツ104)
会場2:104GALERIE-R (東京都目黒区大橋1-6-4 GARAGE)
URL:www.104galerie.com
関連記事のまとめはこちら
http://www.neol.jp/art-2/
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